滋賀県の沖島とは?
滋賀県は琵琶湖に浮かぶ島「沖島」。琵琶湖内最大の島であり、日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島である、とのこと。(湖の中にある島で有人島というのは世界的にもけっこう珍しいらしい。)
ウィキペディアによると島民は約250人ほどで、自動車や信号機はなく移動は主に徒歩か三輪自転車。また、島民のほとんどは漁業を生業としているそうです。
琵琶湖の中に島があるということすら知りませんでしたが、推しのYouTuberが以前訪問したことで知りました。「島を観光する」というだけでも男子的にはテンションが上がってしまいますが、「世界的にも珍しい島を観光する」となれば興奮もひとしおです。
GWに観光・宿泊してきたのでその雰囲気をお伝えするとともにレビューをしていきたいと思います。
アクセスと行き方・乗船方法など
沖島へは橋などは架かっていないためもちろんフェリーでの移動となります。
乗り場は「堀切漁港突堤」。
この堀切漁港突堤まではおそらくバスもあるはずですが、利便性とかも考えると車で行った方がベターです。周辺には沖島観光する人用で大きな駐車場もあるので問題ないかと思います。(維持管理料(300円)を入れる箱がフェリー内にあります。)
駐車場から突堤までは徒歩約5分。フェリーの運行表はこんな感じ。
時間が近くなったら乗り場付近で待機。GWということもあり結構並んでました。
乗船方法と料金はこの通り。
筆者が乗った際は混んでいたので、乗船までの並んでいる時に係の人からチケットを購入するスタイルでした。
行く際は当然往復すると思うので1000円札の用意が必要です。
ちなみにフェリーのトイレは故障中。トイレは乗る前に済ましておきましょう。(10分ほどで到着するので問題ないと思いますが)
宿泊施設紹介
島内の宿泊施設は2つ。
・沖島民泊 湖心(KOKO)
沖島民泊 湖心 minpaku koko (peraichi.com)
・湖上荘
漁家民宿 湖上荘 | 自然と共に暮らす島 琵琶湖と共に生きる島 (ztv.ne.jp)
湖心はご飯なしだけど安い(1泊3000円)、湖上荘はご飯付きだけどちょっとお高め、といったような区分けでしょうか。筆者は湖心の方に泊まらせていただきました。
中の写真を撮ってなかったのが残念ですが、中は中でなかなかエモーショナルでした。まさにおじいちゃんの家といった雰囲気。古民家を再利用しているのだと思いますがところどころに歴史を感じます。
とは言え、水回りは結構しっかりしてました。
トイレは洋式かつウォシュレット。お風呂はおそらく改装しつつも昔の雰囲気を残した作りになっていました。また、ホームページには書かれていませんでしたがドライヤーも完備。タオルも貸し出してくれるので一通りのことは何も問題なく過ごせました。
島の雰囲気と島内レビュー、唯一の注意点
島の雰囲気は最高の一言。
まずそもそも島には車や信号がないため、道路幅自体が大きくありません。細い路地とかが無数にあるわけです。
また、車とかの喧騒がないためか全体的に静かでゆっくりと時間が流れているように感じます。三輪自転車がちょっぴりかわいく見えますし、島民の方の年齢も高めなので余計とそう感じられました。
島内にはいくつか飲食店がありますがほとんどは17時ごろまでに閉店するようです。
筆者はいっぷくどうというお店にお邪魔しました。こちらも店内はおじいちゃんの家みたいな雰囲気。営業時間は10:30~16:00で不定休とのこと。コーヒーとお菓子のセットをいただきました。
ちなみにお店の方と話したところ、なんと先ほどの宿泊施設の湖上荘を兼任で運営されているとのこと。すごい。
しばらく散歩すると他の飲食店(みずのせいというお店)の方から声を掛けていただき、おすすめスポットを伺うと、弁財天(厳島神社)がおすすめらしいのでそちらに向かうことに。
そこから30分ほど歩き、到着。
ちなみに鳥居の右側にもさらに奥へ続く道があり、「見晴らし広場」という表記がある。残り何メートルで着くかという表示がないため油断してしまいますが、軽い気持ちで行くと痛い目に会います。
なぜなら見晴らし広場へはここからさらに30分掛けてほぼ山登りをすることになるからです。
(日没近くとかヒールとかの人は本当に要注意!)
あと酒飲みの方には朗報。島内にはお酒の自販機があります。マップで言うとこのピンマーク辺り。
地酒もあったので寄った際には是非。
まとめ
島全体のゆったりとした雰囲気、1日あれば歩いてまわれるくらいの規模感、見栄えのするスポットの多さ。
どれをとってもかなり満足感の高い旅でした。
島内観光がすべて徒歩なのも逆に旅感が出て良かったなと思います。
湖の中の有人島。ただ単に珍しいだけでなく、他にはない魅力も持ち合わせた、観光にはもってこいの島だと思います。
数時間あれば見て回れるので日帰りもできちゃうんですが、行く際はぜひぜひ宿泊がおすすめ。ゆっくりした時間を味わった方が良いですし、夕暮れ時はこんなに素晴らしい景色が見れます。
ゆったりとした旅がしたい人、精神的な疲れを取りたい人、珍しい旅行に行ってみたい人などにおすすめです。
暇つぶし評価
【最大評価★5つ】
時間つぶせる度:★★★★⋆
楽しさ:★★★★★
実用性:★★★★
費用の掛からなさ:★★★★
おすすめ度:★★★★★
おわり