VRのヘッドセットを生かせていない
去年購入した「Meta(旧Oculus)quest2」
買った当初は初めて触れるVR世界にひどく興奮し、VRchatやゲームなどいろいろやっていたんですが、近頃は触れる機会がかなり少なくなっています。
なぜかと言うと、VR酔いをしやすい体質だったという点とVR内SNS(VRchat)においても人見知りが発揮されてしまうという点、また慣れによるVR世界への刺激の低下が大きいです。
当初購入した目的としては「TwitterなどのSNSは慣れてなくて人とのコミュニケーションをどうとったらいいかわからない…。VR世界で自分ではない見た目かつ直接人としゃべるという方式であれば、スムーズにコミュニケーションが取れて今後のネット生活がより豊かなものになるのでは?」といったものでした。なんなら「VR関連のことで企画とかできて面白いブロガーになれるのでは?」とかも思ったりしていました。夢だけが広がっていたわけです。まぁシンプルに「VRってどんなものか?」という刺激を求める姿勢もあったわけですが。
しかし、自分の人見知りは想像以上にひどく、VR世界でも人に声を掛けたりする勇気がないのでした。しかもやはりVR酔いがけっこうキツい上、ある程度慣れたことでどんなVRワールドに行っても最初ほどの衝撃や刺激が薄れていきました。そんなこんなでヘッドセットからは自然と手が離れていったのです。
臨場感を増すためにはどうしたらいいか?検討
しかし!このヘッドセット、約4万円しています。安い買い物ではありません。このまま有効活用できず、腐らせるのは非常にもったいない。そう考え、有効活用の案を検討していました。
VRの醍醐味である「臨場感」…、これを突き詰めていけば再度新鮮な刺激を味わえて今後のVR生活の活力になるのではないか…。
検討の結果、このような結論に。
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普段、家の中で黙々とVRをやっているから新鮮味がないのではないか、まわりの環境を変えれば新たな感じ方ができるのではないか…。
VRのワールドは様々な場所がありますが、例えば山とかキャンプ場のようなワールドを実際の山の中で体験してみたら、醍醐味である「臨場感」がさらにブーストされるのではないでしょうか。そしてそれが新たな刺激になるはずです。
想像以上のキツさ、愛知の低山「尾張富士」を登山
と言うことで早速近場でお手軽な山を探してみました。いくつか候補がありましたが、今回は「尾張富士」という山に決定。
こちらは愛知県犬山市にある標高275mの山です。ちょっぴりおもしろかわいいエピソードとして、富士と名乗ってるわりに近くにある本宮山に高さで負けているらしく、高さで勝つために「石上げ祭」というものが毎年開催されているらしいです。登山者が石をもって登り、それを積み上げ高くしていくということですね。
まぁそんなエピソードもある上、低山かつ初心者に優しいということで登りに行きました。
駐車場は麓の「尾張富士大宮浅間神社」に3つほど無料の駐車場があります。かなり広いので土日でも安心。
そこから尾張富士大宮浅間神社の方に向かうと登山口が見えてきます。
登山口の傍らには石上げ用の金色玉石が。
石上げ用の石をゲットしたところで早速登山していきます。正直前情報を見ている限り、「登頂余裕でしょw」とか思っていましたが、実際は序盤からかなりハードな登山道でした。
山頂には積み上げられた石たちがあったので頑張って持ってきた石を積み上げておきました。
検証結果(得られる臨場感は増すのか)+おまけ検証
山頂に到着したので本題に戻ります。
「山の中でVR世界に入ったらさらなる臨場感が得られるのではないか?」
ということでまずはVRの中でも山登りをしたいと思います。(こちらはVRchat内の「Camp_in_Mountains」というワールドです。)
無事登頂しました。
VRは疲れなくていいですね。しかしもちろんワールド内でもBGMやSE(鳥のさえずりなど)があるため、ある程度の臨場感があるわけですが、筆者はリアルの山にいるので本当に感覚がバグってしまうレベルで想像以上の臨場感がプラスされています。「えっ、いまのさえずりどっち?」みたいな。
こちらのワールドにはキャンプ場もあるのでそちらで肉を食らっていきます。う~ん、これは現実ではなかなかできない行為…、ですが逆に現実世界をVR世界に寄せればほぼ同じような経験値が得られるのではないか?とも考えていたので、現実世界ではフランクフルトを食べてみました。これこそまさに頭がバグりそうになります。心なしかフランクフルトもめっちゃ美味しく感じました。
さて、検証としては十分すぎる結果が得られました。思っていた通り、山の中でVR世界に入ればさらなる臨場感を得られる上、より頭がバグりそうになる、という結論です。かなり高刺激を得られましたし、別効果ですが外でVRヘッドセットを装着すること自体がかなり新鮮でした。また、装着している姿を他の登山者に見られましたが、これも別の意味で刺激的でした。(一緒に登ってくれた友人がいなければ恥ずかしくてできなかったので感謝。)
後は山を下るだけ。と言っても体力的にも精神的にもしんどいのでVRで山を滑って下ろうかな。VRならなんでもできて便利です。
(こちらは「Ski Jump」というワールド。)
…まぁ現実世界は甘くないのでおとなしく歩いて下りました。現実世界って不便です。
暇つぶし評価
【最大評価★5つ】
時間つぶせる度:★★★★
楽しさ:★★★★
実用性:★★★
費用の掛からなさ:★★★★
おすすめ度:★★★★
おわり