平均的日本男性

暇つぶしのドキュメント

約1分で読める記事を中心に、やってみた/試してみた暇つぶしを系統別でご提案!

自作のクラフトジンを飲んで想いを馳せる

自作したクラフトジンは果たして美味しく仕上がっているかな?飲んだら何を感じるかな?

自作のクラフトジン

「自作のクラフトジンあるけど、飲む?」—————

なんともカッコいいセリフの様に聞こえないでしょうか。

このセリフ、一見バーテンダーやメーカーの人にしか言えないセリフのように見えますが、実は誰でも実現することができます。

 

敷居の高そうに感じてしまうクラフトジンですが、ネットで買いそろえられる物だけで個人でも簡単に作ることが出来るのです。そんなの作らない手はありますか?ないですよね??

miunderbar.hatenablog.com

と言うことで、先日バーの人に協力してもらって作った自作のクラフトジンを飲んできました。しいたけベースのやつはイノシン酸の影響により絶対おいしくなっているはずだ…!

それぞれレビューしていきたいと思います。

 

 

 

1週間後に飲んで味を確かめてみたレビュー

一緒に作った友達の分も合わせて飲んでみました。

それぞれのクラフトジンの内容と感想は下記。

左から、爽やかフルーツ系と出汁特化系

【爽やかフルーツ系】

結果的に一番美味しかったやつ。フルーティーな香りと紅茶の香りがマッチしていた。レモンが強いかと思いきやリンゴの香りの方が強く、それもまた紅茶との相性が良かった。印象としては高級ないい香りのする紅茶の、アルコールバージョンを想像してもらえれば近いかと思います。午後のティータイム(ハッピーアワー)にぜひ飲みたい一品でもあった。

【出汁特化系】

とうがらしが辛すぎた!一口目はびっくりして思わず体をのけ反ってしまった。味としてはうっすーい昆布の出汁が溶け出た酒といった感じで、他の材料との調和は感じられなかった。全体的には、枯れた人の体臭みたいな印象になっていた。

 

左から、和系と香辛料系、りんご頼み系

【和系】

ほんのり紫蘇が感じられて、しいたけのエキスが奥からひっそりこちらを眺めているような印象。もっと近寄ってくれていいのに…。正直当初思っていたイノシン酸の影響はあまりなかったように思われる。アクセントとしてしょうがの味もある気がするけどアルコールに紛れているような気もする。

【香辛料系】

これもとうがらしが辛い。とは言え辛さを無視すると、花椒と胡椒がハーモニーを奏でていてピリリとした味わいになっていた。ライジン的なポジショニングは出来ていたように感じる。ちなみにこおろぎに関しては何も感じられることはなかった(強いて言えば見た目に異物混入感がある)。

【りんご頼み系】

まんまりんごとミントが足されているような味。りんごチップの影響力かピスタチオの影響力かはわからないけど、全体的にはまろやかな仕上がりになっていた。やはりりんごと酒の相性はいいようだ。

 

 

グラスに出してみるとこんなにも色が違っている。

まさに十人十色。それぞれ個性と言う名の色が出てますね。おおむね色の濃さで味の濃淡も分かれていた気がする。

まぁとは言え一旦味の話は置いといて、この見た目もクラフトジンの楽しみ方の一つだなぁと感じました。色が薄かったらキラキラしてるし、濃かったらギラギラしているしといった感じで(酔ってるだけかも)なんか全部キレイですよね。たまに料理を褒めるときの言葉として「宝石のよう」と言うことがありますが、僕の心の中の彦摩呂はまさにそのように言っていました。無意識にソムリエのようにグラスを回して匂いを嗅いでしまうのは仕方のないことなんだよね。

 

ちなみにマスターも別でクラフトジンを作っていたらしい。

左がコーヒー豆、右がほうじ茶の葉で作ったものらしい。飲ませていただいた。

コーヒー豆の方は既製品としてあってもおかしくないレベルで美味しい!たまに居酒屋などで焼酎のコーヒー割りを見かけるけどそれに似た味を出しつつも、しっかりとアルコールと調和していた。焼酎コーヒー割りはコーヒーとアルコールとの間に溝をどこかで感じてしまうけど、これはまったくもって一体となっていてコーヒー豆がアルコールを発しているようにすら感じられた。また、通常クラフトジンは4日以上寝かせる必要がありますが、コーヒー豆については1,2日で味がしっかり出るらしく、お手軽さもグッドだなと思いました。

ほうじ茶の方もだいたいはコーヒーと同じ感じで、高いレベルでの調和と美味しさだった。

 

 

 

まとめ

「クラフトジン、楽しい」

お酒にも酔っていたので語彙がロボット並みになってしまいました。でも、その楽しさに濁りなし。

作る段階での材料選びが楽しかったのはもちろんのこと、完成してみて初めて分かる色や飲んでみて初めて分かる美味しさ。まさしくこれはお酒ガチャとも言えるのではないかと思う。自分で作るけど中身がどうなるかわからないガチャ…、ゲームアプリであらかじめ用意されたガチャに課金するより、よほど刺激的で創造的ではないでしょうか。

まだ見ぬクラフトジンを求めていろんな食材等を試してみたくなるのは、さながら中世の錬金術師の気分です。いまなら、自分のおしっこを黄金に変えようとした錬金術師(ヘニッヒ・ブラント)の気持ちもわからなくはない。

 

と、そんなことを思いながら帰路に着く僕の口内には、しいたけや昆布などの旨味成分が嫌と言うほどまとわりついているのでした。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★

楽しさ:★★★★⋆

実用性:★★★★

費用の掛からなさ:★★★

おすすめ度:★★★★⋆

 

おわり