朔日餅を知っているだろうか
筆者は愛知県生まれ愛知県育ち。
東海三県に属する三重県は幼少のころから割りと身近な存在で、家族で伊勢などに旅行に行った際には赤福餅を買っていたし、お土産でもらうことも多かった。食べるときは心の中で小躍りしたもんだ。
一時期不祥事を起こしたこともあったが、基本的には東海三県のほとんどの人が赤福餅のことを好きだし、もちろん赤福のことを知っていると思っている。
しかし、そんな筆者もつい先日初めて知ってしまった、赤福の『朔日餅』という存在に。
Wikipediaによると以下の説明。
朔日餅(ついたちもち)は、三重県伊勢市に本社を置く和菓子店赤福が1月を除く毎月1日に販売する餅。地域の風習である「朔日参り」にちなんだもので、毎月販売する餅は異なる。
へぇ~
長いこと赤福に慣れ親しんできたつもりだったのに知らなんだ。
そもそも朔日参りという風習を知らなかったわけだが、一日しか販売されないっていうのもレアなので東海三県でも知らない人は多いんじゃないだろうか。
今週のお題「餅」
12月はこんなんでした
聞くところによると毎月1日は赤福の店舗に並んで買うくらい人気があるらしい。というか1日しか売ってないし、平日だったら普通の人が手に入れるのは困難。
今年の12月は1日が金曜だったわけだが、筆者はある裏ルートによって手に入れることができた。
そしてこれが12月の朔日餅である。
その季節に合った風情を施したお餅ということか。粋だねぇ。
もとは朔日参りに端を発した朔日餅だけど絶対これ目当てでお参りしてた人いるよね。
それでは食べてみよう。
この見た目で実は甘さ控えめで上品な和菓子だった。
まわりの雪も粉砂糖系かな?と思っていたけど違っていて、何かと問われてもよくわからないふわっとしたものだった。あんを包むお餅はもちもちで食感が良い。普通の赤福餅より歯切れがよくて二口三口と分けて食べられる(赤福餅はいつも二口でいくか一口でいくか悩む ※個人の感想)。
しかしながら消費期限が1日ってのは一人暮らしには厳しいものがある。和菓子なので当然このくらいの栄養価はある。
さすがに1日での消費は無理だったので適宜冷凍して数日かけて食べた。
なんか特典?が付いてきてた
そういえばこの雪餅に付いてきた特典?みたいなものがある。それがこれだ。
火の用心…まぁ12月は乾燥してて火事とかなりやすいしね…。でも、え?
あなただれですか?
「火気の元 火止まる像」
ものすごい自信だ。こんなに直球的な名前あるだろうか。見た目で判断するのはよくないが、あなたからはそんなに火を止める要素が見受けられない、と感じてしまう。どちらかと言うと延焼さえさせそうな表情をしている。
「火止める」ではなく「火止まる」というのもなんか腑に落ちない。他力本願じゃない??
火って消そうとしなきゃ消えなくないか。自然と止まるもんじゃないだろう。人間が「止まるよ」と言って止まると思っているのも不遜な気がするし自然現象をナメている気がする。
なんか腹立ってきた。
…なんだその顔はー!!!!!
せめて釣り目であれよ。なんでたれ目なんだよ。ったく
まぁいいや、せっかくもらったから火元に貼っておこう。
なんたって「火気の元 火止まる像」だしね!
って最後に書いてて気付いたけど、この人ってもしかしてだけど「柿本人麻呂」?
かきのもとひとまろ⇒かきのもとひとまる、ってコト…?だとしたら寒すぎるかも。
これはマジで効果があるかもしれないな…
おわり