平均的日本男性

暇つぶしのドキュメント

約1分で読める記事を中心に、やってみた/試してみた暇つぶしを系統別でご提案!

再会を求めてひとり海外旅行でドイツへ

直近の大型連休にひとりでドイツへ旅行に行ってきた。

もともとそこまでアクティブな性分ではないんだけど、良い経験だったので書き留めておこうと思う。

 

 

 

はじめてのひとり海外は不安がいっぱい

Q.なぜ、ひとりでドイツへ旅行に行こうと思ったか?

 

 

 

 

 

 

A.彼女に会いに行くため

 

これ、立ち飲み屋で初対面の人に話すとめっちゃウケます。

「かっこいい~!」とか「漢気あるね」みたいなことを言われて調子に乗ってしまいます。

 

しかし実のところ、行くと決めたときからめっちゃくちゃ不安でした。

漢気もなんもないです。

 

なぜ彼女がドイツにいるかと言うと、ワーキングホリデーのビザでドイツに行くことを選んだから。(ワーホリは1年間海外で働いたりすることができるビザらしい)

彼女は生粋の日本人だが、普通の日本人的感覚だとなかなかできない選択だしそれをやろうと思う勇気や意志が輝いて見えたので、自分は寂しいけど応援することに決め彼女を見送った。

 

だけど、やっぱり1年間まったく会えないというのはつらいもんだ。かと言って一時帰国してもらうのもなんか違う。

 

ということで選択肢は一つ、自分がドイツに行けばいい。

 

そんなわけでドイツに行くことを決めた。

今まで海外には友達と何度も行っているのである程度勝手は分かっている。ただ、ひとりでは初めてだからやっぱり不安。

まぁでもなんとかなるっしょと自分を鼓舞して、覚悟を決めるためと飛行機代を抑えるために、行く半年前に航空券を予約した。これでファーストステップは完了、不安は一つなくなった…

 

 

かに思われたが、

行く2か月前になり、ふと友達に「何日に飛行機乗るんだっけ?」と聞かれ、改めて確認すると予約の搭乗日が、

大型連休を過ぎた一週間後になっていることにここで気付く。

やっちまったなぁ~…

普段ならこんな大ミスしないんだけど、不安から来る焦りだったのかやっちまった。

しかも早期予約で変更や取り消し不可だから安い、みたいなパッケージだったためどうにもならず。

気付いたときはほんとに目の前が見えなかった。

 

こんな調子でちゃんとドイツに行けるのか!?

 

 

 

ドイツはベルリンへ渡る

予約を間違えたことを電話で彼女に話すと、信じられないといった様子だった。俺もだよ。

 

とは言え、ドイツに行く意思は変わっていなかった。

予約変更もダメ、大型連休後の平日(5日滞在予定だったため月~金)を有休に変えるのも少し無理がある。じゃあどうするかと言うと、もう一回予約を取るしかない。もともと取っていたやつ(約16万円)はもう無視。

 

追加の23万円でドイツに行ってやるんだい!と、もうなんかおかしくなっていた。

最初から約40万円でドイツに行く予定だった、と思うことにした。そう自己暗示しないと受け止めきれなかった。「ヨーロッパ行くのってお金かかるんだよね~」と積極的に声に出すようにした。

 

 

行く前からこんな感じだったので、忘れ物しないかな~とか当日寝坊せずちゃんと飛行機乗れるかな~とかフランスでの乗り換えも大丈夫かな~と自分で自分が心配だったけど、当日になってみると意外とすんなり事は運んでいった。

乗り換えのシャルルドゴール空港にて。
オリンピックのキャラクターらしい。エグい。

 

飛行機内では隣に明らかにヨーロピアンな若者が座っていて、「Sorry…」と言いながら前を通らせてもらったが、他の日本人がCAと英語で話せないのを見るや翻訳をしてあげて日本語ぺらぺらだったので、なんとなく自分が「Sorry…」と言っていたのが恥ずかしくなった。

彼はフライト途中、ホラー映画を観ていたのか急に体がビクっ!となって少し間をおいて「びっくりした…」と言っていた。なんだかカワイイヨーロピアン男子だった。

 

 

 

1日目~2日目 公園、ブランデンブルク門、ジャズバー

移動時間計20時間を経て、ようやくドイツのブランデンブルク空港に到着した。どうなることかと思ったがどうにかなるもんだ。愛の力だね。

 

入国審査等も問題なく進み出口からでるとそこには…彼女が!

半年ぶりの再会のためハグ(↑イメージ図)

事前に彼女には「海外なわけだし感動の再会のハグのやつやろうね」と言っていたため人前だったけどノリノリでハグ。人生の実績がひとつ解除された感覚だった。

彼女は「ほんとによく来たねぇ」と田舎のおばあちゃんのようなことを言っていた。

 

着いたのは現地23時だったため空港から近いホテルへ。

歩行者信号のアンペルマン

体の時間はこの時点で朝6時のため一瞬で爆睡。1日目が終わった。

2日目、ベルリンの中心部に移動。

電車で移動したんだけど、ベルリンって改札がない。切符らしきものは買うんだけど自分で打刻機?のようなものに通して乗車日時を打刻する。電車内でのチェックもたまーにらしいので、システム自体が性善説に基づいていた。

駅がStylish

路面電車が無限にあった。電車もだけど24時間運航らしい
さすがはビールの国だ

 

昼も過ぎていたのでこの日泊まるホテルへチェックイン。少し早めだけどチェックインさせてもらえた。おもてなしの精神だね。

ホテルのロビーもStylish

 

さて、ようやく一息つけた。ここから観光だけど、僕も彼女も旅行でギチギチに予定を組むのは好きではない。なんとなく行きたいところは共有しているが、この日は夜のジャズバーくらい。

 

なのでとりあえず昼ご飯食べてまわりを散歩しよ~ということに。

ドイツ1食目はなぜかアジアン料理店
ホテルの目の前にあって美味しそうだったから…

Beerも…

 

お腹いっぱい、ほろ酔いで天気もいいので最高の散歩日和。近くの大きな公園へ向かう途中にカフェによって飲み物購入。

おしゃカフェにキッズがいてほのぼの

平日の18時なのに公園には若者やファミリーがたくさんいた
プライベートタイムを大切にしてるんだね

 

さきほどカフェで買った飲み物を飲みつつひとしきりまったりした。至高の過ごし方だった。だから旅程はギチギチじゃない方がいいんだよね。

 

まだジャズの開演までは時間があったため近場の観光地のブランデンブルク門へ向かった。この門についての知識はまったくないがなんか凱旋門みたいなもののようだ。

ちなみに実はドイツは2024/4から大麻が解禁されている。解禁初夜(4/1の夜中)にはこのブランデンブルク門でお祭り騒ぎだったらしい。世も末だ。

上の像がファンタジーすぎる

 

写真をパシャパシャしてまわりを散策。近くには議事堂もあった。しかしここらへんの建築物はファンタジーがすぎるぜ。

この写真の時点で20時前だったりする。ヨーロッパって日没が遅いんですね。

 

ここで一旦ホテルに戻って小休憩。タイミングを見計らってジャズバーへ向かった。

到着するとテーブル席はほぼ埋まっていた。

おしゃれ空間

ひとまずBeerを…

 

21時になりジャズ開演。指揮者がドイツ語でしゃべっていたため詳細は分からなかったが、大学か社会人サークルとかだろうか。若い人のファミリーもどうやら来ているようだった。

ジャズは初めて生で聴いた。聴き入ってしまった。

最初の方は全体の足並みがそろっていない感じだったけど、徐々に歩調が合ってきてしり上がり的に良くなって、「普段の全体練習とかもこうやってやってるのかな…」とか「各自で練習頑張ってるんだろうな…」とか思えたりして勝手に感傷にふけっていた。

そういうわけでBeerもすすむ

あっという間に終わってしまって盛大に拍手。

「あの曲すきだったな」「その後の曲のあの感じも良かった」

「あの人うまかったよね」「あのテーブルあの人の家族かな?」

なんて話しながら最高の1日だったことをかみしめつつ、帰路に着いてドイツ2日目を終えた。

 

 

3日目 ドレスデン

3日目は彼女がプランニングしてくれてドレスデンに行くことになっていた。ベルリンから高速鉄道に乗って2時間ほどの場所で歴史が深い街のよう。日本で言う奈良みたいな感覚かも。

 

駅がもうすごい


ホテルへ向かう途中も街並みが由緒ある感じで「ほぇ~」ってなってしまう。

偉い人なのか…?

荘厳!


ここらへん一帯がこんな感じの雰囲気で、建物も歴史ありそうなものばかり。散策だけで心の栄養が満たされていく。

馬車も走ってる

でっけくて神聖な教会

イイ感じの小路

中世の景色のようなリバーサイド

像の下でなにかの笛を奏でている人もいた
環境も相まってゲームのBGMっぽすぎた

 

建物はところどころ黒ずんでいるものが多かった。「古いからかな?」とか話していたが、これはおそらく戦争の時の名残のようだ。後日、会社でドレスデンに行ったことを話していたら、「数十年前に行ったときは街がほとんどボロボロだったな」と言う人がいたので、そこから復旧したのだろう。
いまだに戦火が残っているとは…
世界大戦のことは知識では知っているけどこの歳で体感するとは思っていなかったので少し慄いた。


引き続き散策しているとマーケットがやっていた。

シュバルツビールで乾杯

歩いてて偶然出会うこういうイベントってええよね…

良い時間の使い方だ

 

その後もお土産を買ったり夜ご飯を楽しんだりしてホテルへの帰路に着いた。

 

ちなみに泊まったホテルはプールが付いているということで彼女が楽しみにしていたが、利用した感想は「……おいおい」だった。ロッカーは使えないしプールはぬるいし屋外ジャグジーは使用不可。

彼女はキレていた。

でも海外はこれが普通なのかもしれない。「日本がすごいんだよね」という話に落ち着いた。

エレベーターのボタンはめっちゃでかかった

 

 

4~5日目 自動車工場見学、ベルリン、ビール工房

翌朝、プール事件があったため朝食はあまり期待しすぎずにいこうと言っていたがこちらは期待以上だった。

ティファニーで朝食を、じゃないが優雅なひと時を過ごした。「ドレスデンのど真ん中のホテルで朝食を食べる」……1日の始まり方として得点が高い。

 

朝のドレスデンもしばらく散歩したのち、チェックアウトを済ませもともと予約してあったフォルクスワーゲンの工場見学に向かう。

 

ドイツと言えばものづくりの国。特に自動車は日本とも1,2位を争う製造業大国。これは敵情視察をせねばなりませんなぁ…と彼女に言ったら見学ツアーを取ってくれていた。ありがとうございます。そんなの抜きでシンプルに見学がしてみたかったのです。

 

フォルクスワーゲンの「ガラスの工場」という名前の工場。

日本だと「(地名)+工場」というのが普通の工場名だけど、ヨーロッパの感性は地名に捉われないのだ。おそらくその見た目から「ガラスの」という命名だと思うけど、おしゃれすぎん?

 

男の子心くすぐられる

実際の組み立て工程の見学は写真禁止で説明も英語だったため詳細には分からないこともあったけど、日本の製造業の感覚からしたら先鋭的に感じた。日本はかっちりしすぎてる部分あるよね。

製造業に関する学びを得たあと、ドレスデンには別れを告げ再度ベルリンに戻る。

彼女の家でまたーりしたあと、これまた彼女が予約してくれていたビール工房の見学&試飲をしにいった。この日はすごく啓発的だ。

ビールへの情熱をアツく語っていた

こちらも英語だったが専門的だったため内容はあまり分からず…。自身のリスニング力の低さが悔やまれる。

ただ、やはりビールへの愛が強いことはなんとなくわかった。「ワインは食べ合わせが評価されるがビールにはそれがない」みたいなことを言っていたようで、「実はビールにも種類によって合う食べ物がある」ということで色々な組み合わせの試飲&試食をさせてもらった。

基本は色が近いものや性質が近いもの(ビールが華やかならフルーツを、酵母感があるならパンやキノコなど)の組み合わせがいいっぽい

黒ビールやペールエールなど5種類を上の写真の付け合わせと食べた。

ビールごとでその付け合わせを食べる意味が理解できたというか、これが「食べ合わせということかぁ…!」と毎度唸ってしまった。

 

終わった後、そのビール工房の外でビアガーデンをやっていたのでそのままそこで夜ご飯にした。

ドイツでビアガーデンですよ。アガりましたね。

このスペアリブのことは忘れられない

地元の人らしき人たちが大勢いた。平日の21時過ぎだったけど盛況で、「ビールはドイツ人の心だね」と思った。さっきのお兄ちゃんが言うにはコーラより安いらしいからそりゃこうなるか。

 

こうして4日目を終え、あっという間に5日目。

彼女が用意してくれたドイツの朝食。幸せの具現化。
無造作にドイツを感じる

 

この日はお土産を買う日。ベルリンの繁華街に出掛けた。

名古屋の雰囲気にも似た栄え具合だったけど、ここにも戦火の名残が

破壊と創造の同居

 

アンペルマンショップや

ニベアの直営店にも行った

 

そしてもちろん、

ベルリンの壁にも行った

 

スーパーの出入り口にあるこのオブジェの上をよく見るとカートが引っかかっている。
「ドイツ人の不良すげー」と思うかもしれないがこれはそもそもこういうオブジェ。
こんなとこ登れる能力あったらベルリンの壁も機能しませんわな

 

時間の過ぎることのなんと早いことか。

この日はしっかりと予定を組んでいたわけじゃなかったけど1秒も無駄なことがなかった。

 

次の日にもう帰りのフライトなので夜まで余すことなくドイツを楽しんだ。夜中には彼女がおすすめするケバブを2人で食い散らかしてやった。

明日日本に帰るなんて信じられないよー!

最初、ドイツに来れるかすら不安だった男はこの時すっかり日本に帰るのが逆に嫌になっていた。

 

 

 

悲しみとびくびくの帰路

翌朝…フライトは9時半だったため6時に起床。

はぁ、ほんとに帰らなきゃいけないのかよ。また半年くらい無味乾燥な日々が戻ってくるかと思うと悲しすぎた。

なにかトラブルでも起こって日本に帰れないくらいになってくれればいいのになとちょっと思っていた。

 

それでも時間は無情なもので過ぎていく。

しょうがなく空港に向かう電車に乗り、余裕を持って空港に着くことができた。彼女も見送りに空港までついてきてくれた。彼女はかなり海外ナイズドされているため電車内で朝ごはんとしてリンゴを丸ごとかじっていた。

 

空港の待ち時間で話しながら過ごす。

ゲートが開いたため手荷物検査へ。

並んでいる最中、泣きそうだった。本当にドイツに来て良かった。良い思い出しかない。彼女もいっしょのはず。帰りの電車では少し泣いていたそうだ。

 

 

 

さて、あとはいよいよ飛行機に乗るだけだ。行きも特に問題なかったし時間にも余裕はあるから心配はない。

と、思っていたが、ここにきて本当にトラブルが起きてしまう。

 

ゲートをくぐった瞬間、乗る予定だった飛行機の遅延連絡がされる。

「ま、まぁ遅延ぐらいするやろ…」とタカをくくっていたが、

辛い表情の男性のイラスト(2段階)

これが1時間、1時間半、2時間と延びていき、

辛い表情の男性のイラスト(4段階)

遂に欠航になってしまった。

辛い表情の男性のイラスト(6段階)

 

もうパニック。

「え?代替便とかどうなるの?」「もうゲートくぐってしまってるんだけど搭乗券はどうすれば…?」

どうしたらいいのか携帯で調べまくるもよく分からず。

 

幸い時間には余裕があったから航空会社にメッセージを送ったりして返答を待っていると、どうやら代替便はその航空会社が用意してくれたようだ。

「どうにか日本には帰れそう」と分かってホッとする。

電車に乗る前はトラブル起これ!くらいに思っていたのに実際に起こったらこの手のひら返しである。私は弱い男です。

 

しかしまだ問題はあって、その代替便の搭乗券はどうやって手にすればいいのかが分からない。

元々パリ経由の搭乗券でゲートをくぐっているわけで、代替便に変わったから元の搭乗券は使えないはず。でももう中に入っちゃってますけど?どうしたら代わりの搭乗券を発行できるの?

 

考えても分からないため、意を決してインフォメーションに聞きに行った。

ちなみに僕は全然英語が話せない。

びっくびくでたどたどしく聞いてみるもあんまり理解されないし担当してくれたお姉様の対応がちょっと怖い。

※イメージ

それでも頑張って伝えているとなにか理解してくれたようで、どこかに電話したあとどうしたらいいかを教えてくれた。

 

どうやら一度出口から出て、代替便の航空会社のカウンターへ行き新たに搭乗券を発行してもらえばいいようだ。

ありがてぇ…!教えてくれた後はそのお姉様が天使に見えた。この手のひら返しの早さである。私は弱い男です。

 

なんとか新しい搭乗券もゲットして再度ゲートをくぐり、あとは問題なく飛行機に乗れた。(この便も遅延していたそうだがもはやご愛嬌)

当初はパリ経由の予定だったがヘルシンキ経由で日本に帰ることになり、なんだかちょっぴり得した気分にすらなっていた。

 

乗り換えのヘルシンキの空港ではムーミンショップがあったり、

北欧っぽいお店もあって良いものが見れたな。

毛皮が普通に売っていて文化の違いを感じたし、小便器の位置が明らかに高くて劣等感も感じれた。

 

乗り換え先の搭乗口まで行くとまわりはほとんど日本人のようでようやく安心。

機内食ではビールがタダだったので飲んでやりましたわ。

 

 

 

日本へ帰ってきて

長旅を終え、約1週間ぶりに日本へ帰国。帰ってきちゃった。

 

当初は不安ばかりだったけど行ってみたらなんてことはなかったし、彼女とも無事会えて良い思い出もいっぱい作れて最高の旅だった。

 

ドイツという国もやはり好きだ。実は人生で2回目だったんだけど改めて良い国だった。治安が良い国というのはそれだけで素晴らしい。

 

 

しかしながら海外旅行をすると毎回思う。日本もやっぱり良い国だなって。

治安が良いのが当たり前、飯はマズい店を探す方が難しいしどこも安い、ホテルは下手なとこじゃなければサービス抜群だし。

 

日本はいろんなことの平均点が高いと思う。まぁそれだけ仕事で犠牲になっている人がいるとも言えるけど…

平均点が高いがゆえに消費者の目も厳しくなりすぎてるところもある。そんな人こそぜひ一回海外旅行に行くべきだ。そこそこいい値段のするホテルでもプールがぬるいことがあるので許容範囲が広がるはずだ。

 

ひとりでの海外旅行も良い経験だった。いきなりヨーロッパはハードルが高かったが愛の意思でなんとかなった。

予約を間違えたときはかなり呆れられていた(自分でも自分に呆れていた)が、今回の旅で逆に仲を深めれたように感じる。

物理的な距離は遠いけど、心の距離は…
ってね!

 

 

彼女もワーホリのビザがあと半年。

帰ってきたら盛大に寿司を食わせてあげよう。

やっぱり寿司は日本人のソウルフードだからね。

帰ってきたその日に友達と寿司を食べに行った
やっぱり結局はお米かも

 

おわり

はじめての裁判傍聴

裁判傍聴をしたことがない

法治国家で生まれ育ってきたが、今まで「裁判」というものと縁遠い人生を送ってきた。

ある程度まっとうに生きてこられたおかげさまだ。まわりの人に感謝。

 

ただ、ずっと薄ぼんやりと「裁判傍聴をしてみたい」という思いだけはあった。小学生の頃に『逆転裁判』にハマっていたせいである。そしてせっかくならついでに法廷画も描いてみたい。

異議あり!」

 

もちろん、あんなファンタジーな裁判があるとは思っていない。サイバンチョが叩く木槌が現実の裁判では無いことも知っている。僕は現実を見れている大人なのだ。

気になるのは、どんな人が裁判で裁かれ、どんな流れで裁判が進んでいくのかということ。

 

法律という近いようで遠いような、遠いようで近いような概念が常に飛び交っている空間がそこにあると考えると興味がそそられる。しかもそれが毎日ひっきりなしに行われているわけだ。想像を絶する。

実際どんな感じなんだ?

 

 

 

裁判を見に行く動機

しかしながらやはり唐突に見に行くのも勇気がいる。

なにせ「ただその様子が気になる」という動機だけだからだ。法律を学んでいる人が勉強で、とか知り合いや有名人などが裁かれるから、とかなら強めの動機だし、それならばなんとなく許される気がする。

傍聴するのにも正当な理由が必要な気がするんだ。でないと裁判所の厳かな雰囲気にこちらが裁かれてしまう気がする。

 

自分は法律を学んでないし、有名な人の裁判は抽選とかがあると聞く。知人に「犯罪を犯したうえで裁判所で裁かれてくれ」ともお願いできない。

そんなわけで長年裁判というものと疎遠だったわけだが、実は僕にはウルトラCな選択肢が存在している。

 

 

 

それは………

 

 

 

 

 

友達に弁護士がいる

 

この選択肢、つよい(確信)

 

もし自分が誰かとトラブルを起こしたとしても「俺には弁護士の友達がいるんだぞ?」と若干ウソっぽいセリフを吐くことができる。

 

彼とは飲み屋で出会った。酒を飲めるって最高なんだ。

しかも年下のため一応敬ってくれているし、このブログも応援してくれていたりする。

 

けっこう前から彼には「裁判傍聴してみたいな~」と話していた。

すると「じゃあ僕が弁護やる時に見に来ますか?」と言う、一生で一度聞くか聞かないかレベルのセリフを返してきた。

「か、かっこいい~!♡」ってなるところだった

 

僕は二つ返事で「行く!」と回答。かくして、僕のはじめての裁判傍聴の予定が組まれたのだった。

 

 

 

はじめての裁判傍聴

裁判前日—————————

僕は描いていた。

せっかく見に行くし法廷画を描いてみたいのは前述の通りだ。そのため練習がてら模写をしてみた。

左を見ながら模写した結果が右
右奥の男性がおばさんみたいになってしまった

………僕は絵が上手い方ではないことを再確認した。

それとともに法廷絵師が神絵師であることも再認識させられた。

 

まぁいいや下手でも。“裁判傍聴をした”という証を残せればそれでいいのだ。

 

 

裁判当日。

僕は別の共通の友人と名古屋地方裁判所に向かっていた。

ここが名古屋地方裁判所名古屋城がめちゃくちゃ近い。

厳かな雰囲気がする



入り口をくぐるといきなり荷物検査がある。飛行機に乗るときと同じ感じのやつだ。

持ち込み禁止のものはここで預ける。帰るときに返してもらえるとのことで安心。

しかし、ここからすでに写真は禁止らしい。禁止なのは裁判中だけかと思ってた。

 

 

さっそく事前に聞いていた法廷の部屋に向かう、が

この時点でなにもかも未知の世界に来てしまっていて完全に気圧されていた。

きょどきょどしちゃう

 

上階に行くときすら「あっ…エレベーターなんだね…そりゃそうだよね…」みたいな感情。「厳か」だと思い込んでいるので、なぜか裁判所内の移動も「階段だろう」と思い込んでいた、いや、思い込まされていた。

 

目的の階に着いても驚きが続く。

「1フロアに付きいくつも法廷の部屋あるんだ…」

 

「法廷に入るときに手続きとかはいらないの…?」

 

「ノックとかせずに扉開けちゃっていいんですか~……?」

 

 

 

おっかなびっくりで法廷に入るとすでに被告人、弁護士(友人)、検察、裁判官が入廷していた。

まっさきに思ったのは「弁護士って向かって左にいる場合もあるんだ」ということだった。『逆転裁判』における主人公の弁護士は絶対に向かって右にいたのでこれは新しい発見だ。

ゲームでは右が弁護士のポジションだった

 

被告人の両サイドには警官がいて、手錠もかけられてるっぽかった。急に”リアル”を感じる。改めて襟を正す思いになる。

 

 

先に全体の流れをざっくり言うと、まず罪状と犯行当時のことが細かく説明される。そのあと弁護士が被告人に犯行についての質問や確認をする。次に、検察も同じく質問や確認をする。最後に裁判官も質問や確認をして判決を言い渡す。(ただし僕が見に行ったときはその場での判決言い渡しではなかったので後述)

 

 

被告人が犯した罪は万引きだった。詳しくは書けないが聞いている限りだと常習的ではあったものの、境遇とか周りの環境もあって仕方なさもあるように感じる…。

 

と、どうやらそう思うように被告人にイイ感じに質問するのが弁護士の役割のようだ。やるじゃん、弁護士(友人)

逆転裁判』のように劇的な展開はないけど、“人”の可能性や未来を信じて弁護する姿…ええやん素敵やん弁護士(友人)

そんな友人(弁護士)かつ後輩を友達に持ててぼかぁ幸せだ。

 

 

さて、そんな彼の様子を必死に法廷画に納めてみた。これが彼の勇姿だ。

似てねぇ~

むっず。法廷画むっず。時間足りないし、人が動くし。

これじゃあ彼の素敵な魅力が全然伝わらないよ。

 

 

同行してもらっている友達にも法廷画を描いてもらっていたのでそちらはどうだろうか。

構図はなんか良い

こちらは全体感は描けていたけど肝心の弁護士(友人)が描ききれていなかった。

 

ちくしょう。彼の姿を世に知らしめてやりたかったがこれが僕の限界のようだ。

 

 

そうこうしていると検察のターンも終わり、裁判官からの質問がされていた。

この段階で開廷から45分は経過していた。二、三質問と回答を終えると裁判官がおもむろに弁護士と検察に今後の予定を聞き始めた。

判決を決めきれないのかこの法廷の時間が押しているからなのか、理由は分からないがどうやら日を改めて判決を下すらしい。

 

裁「弁護人、○日の△時の予定は空いていますか?」

弁「支障ありません」

裁「検察官はいかがですか?」

 

検「その日時だと支障あります。□時以降はどうでしょうか。」



…んなんだこのやりとりっ!

そう思わざるを得なかった。裁判ってこんなにフランクに予定組んじゃっていいんだ、と。

 

その後、予定が合うことが確認され、裁判自体はそこで終了した。

 

 

 

裁判を終えて

徹頭徹尾、未知なる体験であった。

 

裁判が終わったあとも、こうなんか機械的に終了の合図があったり退出の誘導があったりするもんだと思っていたけど、わりとゆるっと終わって流れでエレベーターで降りて行ったし、なんなら弁護士(友人)もすぐ法廷から出てきて一緒にエレベーターに乗った。

 

裁判所って意外と思っていたよりは人間味があるんですね~

というのが失礼ながら僕の率直な感想だ。

そして犯罪を犯してしまった人の話を聞いていると改めて自分がどれだけ恵まれた環境にいるかということを再確認させられた。

 

「俺には弁護士の友達がいるんだぞ?」というセリフを今後吐かないためにも、これからも僕はまっとうに生きていきたい。

 

 

 

僕ら3人は裁判所をあとにして、裁判内容の感想を述べあった。

やっぱりそう思うよねってことや、あの時の質問ってこういう意図?というなかなか聞けない弁護士の本音を聞いてしまったがこれは胸の中にしまっておこう。

まぁ、弁護士だってそう、人間味があるのだ。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★

楽しさ:★★★★⋆

実用性:★★★⋆

費用の掛からなさ:★★★★⋆

おすすめ度:★★★★

 

おわり

段ボールで鞘も作って抜刀/納刀をする

何年か前、立ち飲み屋で肩叩き剣を常連のおじさんにもらった。

(過去記事より画像抜粋)

miunderbar.hatenablog.com

 

この剣のために刀置きを作り、マスターソード作成以前から写真のように納めていた。

 

刀置きはこの剣に合わせた寸法で作っていたため納まりも良かったし、マスターソードも奇跡的に寸法が合っていたのでこの時は満足していた。

 

 

 

保管が不行き届き

しかし、よく考えてみると保管が雑ではないか、と最近思うようになった。

 

なにせ本身(ほんみ)がむきだしなのである。

マスターソードもだけどね

刃をむきだしのまま刀置きに置いた武士がかつていただろうか?いやいない(反語)

 

数年ほど経ってからようやくこの事実に気付き、気付いてからは違和感がずっとまとわりついてきていた。

それこそ「納まりが悪い」というやつである。

 

 

 

鞘を作る

そういうわけで今更ながらを作ることにした。

 

しかし、ちゃんとした鞘が作れるか不安でもある。

いつもなにかを作る時、たいていの場合は細かい寸法を取らずに現物と合わせながら作っているためだ。

今回の場合も刀に合わせながら作っていくけど、太くなりすぎたら刀置きに納まらないような気がするし鞘の内径がガバガバになっちゃったらスポスポ抜けて気持ちが悪い気がする。

 

そんな懸念はあったけど曲線形の寸法を測ったり計算したりする技術はないので結局そのまま取り掛かっていく。

センスでどうにかしてみせる。

 

 

ということで段ボールを用意。

越後製菓の段ボールを使用することで和を表現

不安はあるけど基本は合わせながら切って貼ってをするだけだ。

自分、不器用なもんで。やれることをやるだけッス。

 

 

側面が完了した。刃の斜面に沿った形にしてみた。

こうすれば省スペース且つ内径も狭まり鞘と刃の密着度も上がるだろう。

 

 

あとはこれに合うように前後部分を切り出しまして……

接着して鞘の大部分は完成!

意外と形になっている!

刃を入れてみた感じもわりとフィット感がある。

 

 

しかしここで問題発生。

鞘(仮)に納めた状態で刀置きに置いてみようとしたところやはり当初の懸念通り、鞘が太すぎて刀置きに納まらない。

挫折のイラスト

 

 

あ~~~どうしよ~~~

どうしよどうしよ~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

—————————まっ、焦んなって

「最強のカード(ドロー4)を出すプレイヤー」の写真[モデル:大川竜弥]


www.youtube.com

 

 

そう、まだ鞘の“先端”は何もないだろう?

そこを工夫してやればいいのさッッ

 

 

 

 

コイツがッ!

その解決策だッ!!  

 

 

 

ということでこいつを先端に取り付けて全体を塗装すれば、ほら完成。

非常にスマートな出来上がり

フィット感も素晴らしい

スポスポ抜けたりもしない



 

抜刀/納刀タイム

さて、鞘が出来上がったところでやることと言えば一つ。

 

 

抜刀&納刀でしょ!

 

 

日本男児の心の深い所に根付いている所作。

そこに鞘と刀があるのなら抜刀術と納刀術をせずにはいられない。

そういう生態なのさ。

 

とくとご覧あれい!!!

ガッ

チャキッ…




 

この納刀の仕方、するよね~~~



 

 

いや~~~~~

 

 

 



こんな最高なことってないね。

 

 

逆手でもやっちゃお~~!!

 

 

自然と人差し指が立つ

逆手だと静かに納刀しちゃう



 

非常に良い工作でした。
わりと完成度高く作れたのもあるけど、鞘があるだけでこんなにも刀って魅力がアップするんだ…と驚かされました。所有欲が満たされる感じ。

しばらくは部屋の中で無駄に抜刀と納刀してそう。

 

 

刀と鞘があるとQOLが上がります。

刀と鞘は有能……持ってないなら嘘……

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★⋆

楽しさ:★★★★⋆

実用性:★★★★

費用の掛からなさ:★★★★★

おすすめ度:★★★★★

 

おわり

ボードゲームで異業種交流?してきて、結果学びと気付きを得た

30歳を越えてから生活に停滞感が漂っている。

 

日々に目新しさがない。

いや、自分から新しいことを掴みに行っていない。

 

このままいくと気付かないうちに40歳になってしまうのは目に見えている。なぜならいつの間にか30歳になってしまっていたからである。

 

現状を打破すべく考えたところ、知らない人と喋るのが一番刺激を受けるのではなかろうかという結論に至った。

 

 

 

こくちーずプロで調べてみた

こくちーずプロというサイトがある。いろんなイベントを紹介しているサイトだ。

出会いを求めネットをさまよっていたらここにたどり着いた。

www.kokuchpro.com

 

俺は、俺の知らない奴に会いに行く…!

交流会というものに行ってやる…!

 

その意気込みや良し。

 

 

 

 

 

ただ実際に申し込もうと思うとこえーんだこれ。

そもそも知らない人と話すのは苦手ではないが好きではない。何を話せばいいかわかんない。なにか(刺激)を得ようと思ったらそれなりの代償が必要ということか。

 

とか思いつつイベントを探していると初心者でも参加しやすそうなイベントがあった。

なにやらお金のことを学べる系のボードゲームをやりながら交流しましょう、という趣旨のイベントだった。

 

正直ほんの少し「胡散臭いよなぁ…」とは思ったけど、ボードゲームやりながらだったら知らない人とも喋れそうだ。

 

「……いっちょ参加してやるかよ」

自分で自分を鼓舞して泣く泣く参加を表明した。

 

 

 

当日、待ち受けていたもの

当日————————

朝から「すごく嫌だなー」と感じていた。

 

友達と遊ぶ約束すら当日になって「めんどくさいなー」って思ってしまう感じ、わかりますよね?

あれの究極版がこの日の朝ありました。

 

まぁしかしもう予約しちゃってるし返金不可とか書いてあったし、さすがに参加費をドブに捨てるのはよろしくない。いやしかしなぁ…

 

 

葛藤

 

   嫌さ>お金…?

嫌さ<お金…?   

 

 

 

—————————————————————

——————————

————

 

~~~っ行くッ!

行くわ!もう!とりあえず行けば大丈夫!

 

という逡巡がありまして結局開催場所に向かいました。(ぐずぐずしてたせいで少し遅刻した)

 

到着し部屋に入るとすでに十数名の参加者と講師的な人がいて、ボードゲーム前にお金のことについての講義をしていた。

「うわ~~~~」と思った。「ビジネス的な感じ~~~?」と。

 

でも、結論から言うとそういう感じではなかった。全体を通して、シンプルにお金についての考え方を勉強しましょう、というスタンスの会だった。

 

講義も最終的にはあの有名な本「金持ち父さん貧乏父さん」を推奨されただけだった。

買おうと思った。

 

そんな感じでさらっと講義は終わり、ボードゲームの説明へ。

どうやらこのイベントは何度も開催されているらしく、リピーターの方もいるようだった。なのでルールを分かっているテーブルと初心者のテーブルに分かれてそのボードゲームをやっていく流れに。

 

このボードゲームも実は、金持ち父さん貧乏父さんの著者が作ったボードゲームらしい。

キャッシュフロー 日本語版

キャッシュフロー 日本語版

  • マイクロマガジン(Micro Magazine)
Amazon

 

この頃にはすでに「ふふ、マネーリテラシーがぶち上がっちゃうぜ」などと生意気なことを思える程度にはその場に慣れていた。行く前の葛藤はなんだったというのか。

 

一緒にボードゲームをやる人たちとのあいさつもそこそこに、ルールを教わりながらボードゲームをやっていく。

ルールとかの説明は省略するが、感覚で言うと人生ゲームに桃鉄いただきストリートの要素を混ぜ込んだような内容だった。ゴールは、支出より不労所得を多くするというもの。現実でも不労所得ほしいよー

駒は真ん中の円をぐるぐる回り、そのなかで資産を増やす。
不労所得が支出を上回ったら外側に出られる。
資産を増やしきるまではまるでネズミのように円を周り続ける…

 

ルールもよくわかりきってないし、同席の人もお互い初対面。みんなたどたどしく、恐る恐るゲームを進めていく。なので当然ながら変な空気感のまま進行していく。

しかし不思議と居心地の悪さとかは感じなかった。ボードゲームが純粋に面白いからだろうか。講師の人ちょっと怖かったけど。

 

 

しかしなぜだろうか。ただのゲームだというのに保守的な立ち回りをしてしまう。

もっとゲーム内のお金を使っていろいろするべきだったが、なぜか大きな買い物(ゲーム内での株や土地など)はせず、結局誰もゴールできないまま時間切れになってしまった。

 

まわりの人や自分も含めて、思っている以上に日本人的感覚に捉われていることがわかる。道理で現実世界でも不労所得が増えないはずだ…

 

 

 

実際に交流会に行って思ったこと

こういった交流会みたいなものは初めて行った。

行く前はかなりビビり散らかしたが、行ってみればなんてことはなく、むしろ楽しめた。

もちろん行くイベントにもよるだろうが、意外と交流会って楽しめるのかも?と可能性が見えた体験だった。

 

まぁけっこうゲームに夢中になっちゃってて実際に交流できたかと言うと微妙な部分はあるんだけど。

てへぺろのイラスト(男性)

うん、今振り返ると当初思っていた「知らない人と喋ること」による刺激はあまり達成できてなかったかも!

ただ、キャッシュフローゲームは学びが多くて高刺激だった。

 

 

 

なんならそのあとに行った、行きつけの立ち飲み屋で初めての人といろいろ喋れたので、こっちの方が「知らない人と喋る」ができたかも。

 

なーんだ、普段通りでも刺激ってあるんかよ。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★★

楽しさ:★★★

実用性:★★★

費用の掛からなさ:★★★

おすすめ度:★★★

 

おわり

名古屋の個室サウナ『ROUTINE(ルーチン)』でちょっぴり贅沢なひとときを

サウナというエンタメ

近年、というかここ10年~15年でサウナという文化が急速に定着した。

筆者もスーパー銭湯に行ってはサウナで汗をかき、水風呂で〆て、いわゆる「ととのい」というのを楽しむ。

 

銭湯や温泉に行ったらサウナがないと物足りなくなっている。

そんな妄信的とも言えるレベルでサウナを求める人は多いはずだ。なにせ休日に行くスーパー銭湯のサウナ室は男たちがぎゅうぎゅう詰めで座れないタイミングもあるほどだから。

休日は熱気がすごい

 

「みんな好きね…」と思うものの、自分もそのなかの一人。

ぎゅうぎゅう詰めも暑さが増すような気がしていいんだけど、やっぱり気兼ねなくサウナに入りたいという欲はある。

 

「自分専用のサウナ」…

もしあったとしたらテンションあがる。

昔、家庭にお風呂がなくほとんどの人が銭湯に通っていた時代は同じような気持ちだったんだろうか。「家に風呂あったらテンションあがるな」と思っていたのかもしれない。

 

 

 

名古屋の『個室サウナROUTINE(ルーチン)』に行ってきた

そんなことを思っていた休日の午前中、なんの気なしにGoogleマップを眺めていたら、名古屋のど真ん中に“ある”ことに気付いた。

 

「個室サウナ」の文字ッッ

やったぁっ

行くしかないでしょっ!

 

ということで普段の出不精からは考えられないスピードで準備し現地へ。

 

こちらが名古屋の丸の内駅から徒歩1分という好立地に位置する『個室サウナROUTINE(ルーチン)』

sauna-routine.com

左に地下鉄の出入口が見えちゃってる


「会員制?月額とか必要なの?」と思っているそこのあなた。

必要ないんです、月額。

 

当然のように単発利用可能でございました。感覚としてはスーパー銭湯に近かろうかと存じます。

 

しかしスーパー銭湯と違うのは、予約が必要という点。

個室サウナに行くということはつまり、ゆったりと過ごしたいということ。そのため混雑を避けなければいけません。そういった理由から予約制にして時間帯当たりで入れる人数を管理しているのだと思われます。

 

この予約のために会員登録が必要なわけですが、これは個人情報を登録するだけです。所要時間5分ほどで登録できますし、登録出来たら即予約ができます。

 

予約帯も15分刻みでフレキシブル!ホスピタリティ!

“予約”と言っちゃうと「数日前にサイトを開いて空き時間を確認して…」みたいな気負いを感じてしまいますが、ここは行く直前に自分の予定に合わせて予約するだけでOK。筆者も行く15分前に予約しました✌

 

予約時間10分前になるとサイトのマイページからQRコードを表示できるようになります。

これを…入口のリーダーに読ませることで…

真ん中の黒いやつ

<ヴィーン…ガチャ…

 

これで入場できるっていう寸法だ。スマート!

入るとスタッフの方が出てきて利用方法の説明をしてくれる。初めての人も安心して利用できるってなわけです。

 

 

 

なかの雰囲気

初めてなこともあってまずは60分予約で入りました。

結果的に言うとこれ、あっという間。

90分か120分にすればよかった…!

 

中はこんな感じになっていてけっこうコンパクトな設計になっています。

最大でも5~7人くらいでしょうか。

この人数設定、広すぎないスペースも絶妙な塩梅。「個室サウナ」に求めているものがそこにある。

 

個室サウナ自体は外の機器に自分のスマホをつなげば好きな音楽を流せるし、サウナストーブも付いてて好みの香りのセルフロウリュも楽しめてまさに個室空間。

スペース的にはこのイラストと同じくらい。

若干の閉塞感は感じるかもしれないが暑めのトイレくらいの空間だと思えば問題ない。

 

水風呂は一般的。冷たすぎないくらいの温度で、ととのうにはちょうどいい。

休憩スペースにはリクライニングチェアが4つ。それ以外にもイスがあるから、座れないということにはならない。こういった点も時間当たりの人数を管理している良さが出ている。

ただ残念ながら外気浴できるスペースはない。とは言え内装に“あの葉っぱ”(下図)が飾ってあったりして本場っぽさが醸されているのでととのいにはなんら支障はない。

ヴィヒタと言うらしい

 

 

 

体験記

施設内容としてはそんな感じでした。

筆者は一人で行きましたが友達2人で行くとちょうど楽しいかも。

 

 

しかしながら、どうしてもひとりで初めての場所に行くのは緊張してしまう。

一通りスタッフの人に説明してもらって入ったものの、やっぱり最初はオドオドしながらまわりの様子をうかがっていた。

 

 

ロッカーで全裸になるんだけど、施設内が思っていた以上にコンパクトなもんだから「えっ…?これ全裸でいていいんですよね…?」という気持ちになった。

 

いや全然いいんだけど「個室サウナ」という少し意識高めに感じるスペースなため、スーパー銭湯と同じような感覚ではいられないな、と勝手に襟を正してしまう気持ちだった(全裸だけど)

 

 

しかしサウナ室に入ってしまえばこっちのもの。

誰の目も気にしなくていい。好きな音楽を聞けるのもリラックスできて良い。

途中、電波が途切れたかで音楽が止まったんだけど、隣の個室からは知らん人の全力の熱唱が聞こえてきて「あぁ…自然体でいていいんだ…」と思えたのもポイントが高かった。

 

 

その後、水風呂に入りリクライニングチェアでととのう。

 

チェアから見上げると壁にはヴィヒタ…

顔を前に向けると夕方のニュース…

 

「あぁ…なんて贅沢な時間なんだ…」

ととのっている時の「幸せかみしめてる感」って良い。脱力してて、声を出すとしたら「ほへ~」だと思う。

だれにも邪魔されずにそんな時間が取れたらそれだけで最高じゃないか。

 

頭の中にはこのセリフが流れていた。(「トンカツ」を「サウナ」に置き換えて)

美味しんぼ」より

 

 

そんなことを感じた個室サウナだった。

スーパー銭湯とかでサウナに親しんでいる人は一度体験してみてほしい。そして休日のちょっと贅沢な幸せを感じてみてはいかがだろうか。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★

楽しさ:★★★★⋆

実用性:★★★★

費用の掛からなさ:★★★

おすすめ度:★★★★⋆

 

おわり

インターネット上の名前(ハンドルネーム)の決め方を考えて改名する

ハンドルネームが気に入らない

みんなハンドルネームどうやって決めてんの~~~?

って思う。

 

インターネット上の自分の名前。みんな自分で決めてると思うけどホントどうやったらそんなにイイ感じの名付けができるんでしょうか。

 

いや、ある程度の名付けの法則があることは知ってるんです。

パターン①本名とか自分に関連したものから転じて

パターン②好きな物・事から転じて

パターン③名付けの時の気分やその時に目に付いたものから

パターン④語感や言葉の響き、言いやすさから

パターン⑤SEOやウケそうな名前を意識して

だいたいこうだよね。

 

自分はと言うと①で名付けた。使っていたGメールのアドレスから取って今の「アンダバ」という名前にした。

この名前を付けたのは、はてなブログをやり始めた時(約3年前)だったけど特にその時は深くも考えなかったしピンと来たわけでもなかった。

 

これが今になって僕を苦しめている。

アンダバって言いにくいし、しっくり来てないし、名付けの背景がよわ~い!

濁点が2個あるのも気に入らない。

 

僕には憧れがあるわけ。

バーグハンバーグバーグという会社が運営するオモコロというネット媒体で活躍する人たちが好きなんですが、彼らの名前はマジCool。

 

「ARuFa」「ダ・ヴィンチ・恐山」「ヤスミノ」「マンスーン」……

どうやって名付けたの!?とその人のパーソナリティが気になっちゃうし、実際その背景もちゃんとあって強い。

 

それぞれの背景は割愛するが、パターン③以降の名付け方の傾向がある。この名付け方ってどこか天才を思わせるんですよね。

名前って普通の感覚でいったら特別なものじゃないですか。だから普通①や②で名付けする人が多いと思うんだけど、異彩を放つ人たちはそれに囚われない。それでいてなんだかしっくりくる。

 

つまり

僕もそう思われるようなハンドルネームに改名した~い!

ということ。

 

 

 

ツールのランダム性に任せてみる

とは言え、突拍子もなく③の法則で変えるのもやっぱり勇気がないんだ。

もし今③で変えるとしたら名前が「かべがみ」か「あしさむ」になってしまう。

 

どうしても名前に自分のパーソナリティを挟み込みたい欲求がある。

 

そんな思いでネット検索していると、名付けツールみたいなものがいろいろあることがわかった。みんな同じような悩みがあるんだね…

そしてやはり大半は、自分の名前とか好きなものとかを入力してそこから自動でハンドルネームが生成されるという仕組みのツールだった。基本は①か②がベースになっている。

 

ちゃうねん…!

わいが望んでるのは③的な名付けやねん…!

 

そう思いつつどうしようか悩んでいたところ、こんな名付けツールのサイトにたどり着いた。

groovy-life.sakura.ne.jp

任意のカタカナを入力するとそこから自動で変化していく。まるっきり違う変化をするわけではなく例えば「アンダバ」と最初に入力すれば、アンダバ→アンダフェ→アンザフォ…みたいな感じで直前の名前を引き継ぎつつちょっとずつ変化していく感じだ。

 

これであれば…!

③のような感じも醸しつつ!

「アンダバが元にある」という自分との関連も残しつつ!

名付けの背景エピソードもひとつ語れるようになる!

 

 

というわけで早速「アンダバ」を入力してしばらく放置してみた。

このツール、どうやら放置しておくと無限に名前が生成され続けるようだ。

 

5分ほど放置したのちにざっと結果を見てみたがなんか小さいイとかヨとかが無駄に多い。

こんなシュッとした名前はいやだな。異世界にいそうな名前すぎるし中二感が出てしまう。ハンドルネームに関して言えばあからさまな中二要素は避けるべきだ。絶対にナメられる。ハンドルネームはほんの少し漂うくらいの“異才感”が重要なのだ。

 

 

 

決めきる指標がないから姓名判断してみる

いろいろ見たなかであきらめかけたその時、ついにきらりと光る原石ネームが発掘された。

僕はこのハンドルネームに改名しようと思う。こちらです。

 

 

ペンデジ

 

どうも、アンダバ改めペンデジです。

ぱっと見は意味がありそうな名前だ。こんなエピソードが思い浮かぶ。

「ブログを書くのってデジタルじゃないですか。でもブログって単なるデジタルじゃなくて自分で字を書くような温かみみたいなものがあると思うんですよね。なのでペンと組み合わせたんですけど、半濁音が先の方が言いやすいかなと思ってペンデジにしました(笑)」

みたいなことを言っているはずだ。なんというしゃらくささ。

 

実際のところはツールのランダム性に頼っただけの意味のない文字列。

このギャップも名前としていいかもしれない。自分の名付けへの憧れに近しいものを感じる。

 

「名前?別にこだわってないっす。ランダムで出てきたのから良さそうなのを選びました。」

くぅ~!!

これこれ。このこだわってないですよ感。普通は大事な物なのに自分は別に執着してませんよ感。これを感じたかったんや…

 

まっ、とは言え自分はやっぱり結構名前を重視しているのでこの名付けへの説得力が欲しい。

本当にこの名前でいいのだろうかと心配になった時、最終的に頼れるのは姓名判断になってくる。「名前」というものへの良い悪いの指標がなさすぎるため何かにすがりたくなる。

 

前段でわーわー言うてましたけど結局名前に執着してますわ自分。

 

と言うわけでここで診断してみよう。

namedic.jp

 

一応、ペンデジの前にアンダバも見ておこう。

めちゃくちゃ良いんかい

べた褒めされてますやん。

実はアンダバって良い名前だったんだ。

なんかごめん、言いにくいとか言って。お前は頭脳明晰な人気者らしいぞ。

 

喜ばしいことだが本題はこちら。

ペンデジで占ってみる。

頼む!良い結果出てくれ~!

 

 

 

 

 

 

ふざけんな

感情の起伏激しくねーわ。

孤立、トラブル、不遇…って

言いすぎだろっ!

 

こんな結果が出ちゃうと決意が揺らいでしまう。

こんなのただの占いじゃんと。断じてしまえば容易い。

しかし、自分のハンドルネームがこんなに悪いこと言われているとスッキリとはしない。

 

 

この占い、画数だけで判断しているのでちょこっと付け足せば結果が変わるかもしれない。

なら「ペンデジ」自体は変えずに記号を足してみるか。アンダバの由来であるあの記号を……

 

 

 

 

 

 

おっ

アンダーバーを付け足しただけでめちゃくちゃ良い結果になった。

人徳、出世、順調…か。まぁ悪い気はしないな。

 

ということで最終的に自分のハンドルネームは

ペンデジ_

へ変更することに決めました。

 

 

 

かの葛飾北斎も自らのペンネームを何回も変えていたらしい。

であれば、このネット時代においてもハンドルネームを変えることは何ら不思議ではないはずだ。

 

今回「ペンデジ_」に変えるわけだがその内また変えるかもしれない。(孤立、トラブル、不遇になったら即変える)

 

 

同じように、今のハンドルネームにしっくりきていない人や自分のハンドルネームを決めるのに悩んでいる人は上記サイトなども参考にしてみてはいかがだろうか。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★

楽しさ:★★★★

実用性:★★★★

費用の掛からなさ:★★★★★

おすすめ度:★★★

 

おわり

株主優待を使う日

2023年は人生初の株主優待をもらった年だった

昨今、資産形成をしろしろと世間がうるさくなってきている。

やれNISAだiDeCoだインデックスだと、とにかく老後のために備えろと言っている。今までの貯金や年金だけでは生活がまかなえなくなるかもよ?とさながら脅迫のように感じる。

 

まぁ確かに自己防衛は重要だ。

しかしあえて言わせてもらおう、「うるせー」と。

若い時のお金(=楽しさ)を犠牲にしてまで備える老後は楽しいか?と。

絶対に老後に「もっと若い時に遊んでおけばよかった……」ってなるに決まっている。

 

 

 

……と、そう思っていた時期もあったんですが、まぁ、やはりアラサーになると不安も大きくなってくるわけで。例にもれず自分も貯金に加えて株を持ってみようと考えたのが2022年ごろ。

NISAとかを先にやるべきとは分かっていたんだが、なんとなく「毎月お金引かれるのやだなー」という思いと「株を持っている」という状態になりたい欲が常々あったため、まずは貯金を株に変えようと思い立った。

 

そこからは早く、証券口座を作ってとりあえず安定のゼンショーHD(すき家やはま寿司などの運営企業)を買うことにした。株のことはよくわからんがとりあえず外食産業は安定してるし優待も付いてくるとのことで一石二鳥。

ドキドキしながら株を取得した2022年だった。

 

それからしばらくして、念願の優待券を手に入れたのが2023年だった。

 

 

 

ついに使う時が来た

手に入れた優待券はそれはそれは大事に財布にしまっておいた。いつか来たるプレミアムな1日にこれを使ってすき家で豪遊しようと思っていたのだ。

 

しかしどうだろうか。気付いたら年末になっていたし有効期限が目の前に迫っていた。

桐谷さんの気持ちがちょっぴりわかった年末だった


30日以降は予定があるため29日に使い切るしかない。そう気付いたのが19時ごろ。

「まぁ夜飯にすき家で豪遊してやるか」と思いついた。

 

ところで、すき家での豪遊と言われたらどのような注文をすべきだろうか。

でっかい牛丼なんかを買ってみて思う存分に牛丼を食べるというのもいいかもしれないが、僕はもっと好奇心を満たす注文をしたい。

せっかくタダ(?)で買えるから、その気兼ねなさを味方にして普段なら絶対に頼まない料理を注文して、それをもって豪遊ということにしようと思う。

 

牛丼屋で絶対に頼まない料理ってなんでしょうか。メニューを見ずに考えると、例えばとりそぼろ丼とかだろうか。まぁ人によっては頼む人もいるかもしれない。

しかしメニューをじっくり見てみると、「これ誰がどのタイミングで頼むの」という料理が存在した。今まで視界にすら写っていなかったようだ。

それがこれ。

www.sukiya.jp

 

牛丼屋に来て、季節を感じようとする人がいるのだろうか。

恥ずかしながら僕はいまだその境地に至れてはいない。むしろ年中無休24時間稼働の牛丼屋に対してはその逆の不変さ、年を通した一定感を感じていたくらいである。

 

そしてもう一品。

www.sukiya.jp

これも牛丼屋に来るときのモチベーションでは絶対に頼まない自信がある。

譲ったとしてまぐろたたき丼はまだわかる。けど、焼き魚はもうなんか違うよな。違うジャンルになっちゃってる気がする。

 

そんな違和感を覚える2品だが、株主優待であれば注文することができる。後ろ盾としてこんなに心強いことはない。

夜飯として普通の牛丼も合わせて買って優待券1000円分を一気に使い切った年末だった。

 

 

 

これが株主優待パワー…!

実際にその2品を株主優待パワーで購入することができた。株式を持っていなければ一生この料理を食べることがなかったかと思うと、株主優待という仕組みに感謝しかない。

 

さて……

まずは季節の小鉢。

食べてみたが、何とも言えない……本当になんとも言えない。逆にこの小鉢が作られた経緯とかに想いを馳せてしまうような、そんな食後感だった。

 

もう一度言うがやはり株主優待パワーはすごい。なければこんな出会いは一生なかった。年末にひとり感銘を受けていた。

 

そしてこちら。炙り塩さば。

こちらは見た目からも分かる通り結構レベルが高そう。箸で持った感じも肉厚で食べ応えがありそうな感じ。

食べてみるとその感覚の通りで、牛丼屋とは思えないようなクオリティの高さだった。最近はコンビニもこういう焼き魚のレベルが高いと聞きますからね。それに沿った流れかもしれないけど、良い時代になったもんだ。牛丼屋行って魚食べてそれが美味いってなもんですからね。

 

 

 

牛丼も挟みつつ酒も飲んだりしていたらあっという間に1000円分を食べきってしまった。ゆめうつつの如くなりだった。満足感はあったが最終的になにを食べたかの印象が薄かった。本当に牛丼屋での買い物だったのか?

 

……いや、これが株主優待券の正しい使い方なのかもしれない。

 

また一歩人生が豊かになったような気がする。直近でまた1000円分の優待券をもらったので今度ははま寿司で挑戦的な注文をしてみよう。

新たな発見があるかもしれない。

 

おわり

納豆の自作に挑戦!冬は温度管理が大変…だけど食べたら旨味が爆発してた

納豆作成キットをもらった

先日納豆の作成キットみたいなものをもらいまして。

期限らしきものは過ぎてはいたんですけど。

 

まぁでもせっかくもらったので作るべきだよな、と。思いつつ過ごしていたらいつの間にか年末になっていました。

これ以上期限を過ぎるわけにはいけないので思い切って作ってみることにしました。

 

思えば納豆って既製品しか食べたことがない。いや、それが普通かもしれないけど、聞くところによると納豆の消費量が多い市町では小学中学くらいで自分たちで作る授業があるとかないとか(←この情報って本当??)。

 

日本食代表と言っても差し支えない納豆。(…ちょっと差し支えるかもしれない)

ここらで自作しておいてもいいだろう。

 

 

 

冬でもできるのか?作ってみた

一通り説明書を読む限り、高温を保って発酵させる工程が難しそうだが一般人でも作る分にはできそうな感じがした。

包んでいる藁は「わらつと」と言うわしい

 

開けると保温用のカイロも入っていた。

親切設計

 

 

 

さっそく取り掛かる。まずは大豆を水攻め。

 

しばらくするとすぐに変化が。

なんかの虫の卵みたいになって「キモっ」と思ってしまった。

 

もうしばらく経つとぷっくりした見た目に再度変化した。

いつも見慣れた大豆だ。いつも見る大豆は水分を含んだ姿だと言うことを始めて知った瞬間だった。

 

あとは水気を切ってわらつとで包み保温するだけ。けっこう簡単よな、と思っていた。

しかし当初思っていた通り、ここからが大変な工程だったのである。

 

まず、カイロを温め毛布でぐるぐる巻きにして放置。日中は仕事もあるためずーっとほったらかしにしておいた。仕事から帰りウキウキで毛布を剥いで中身を確認する。

すると…

ちょっと濡れた大豆そのままだったのである。

中身を確認する時のほのかなワクワクを返してほしい。

 

まぁ温度が保たれていなかったことが要因なのは明らか。なので再度温度を保てるような状態で発酵に臨む。

保温用のバッグと湯たんぽ。これはかなり強いタッグではなかろうか。湯たんぽって本当にいつ冷めるんだ?ってくらい保温しますからね。

ちなみにこれやるためだけに実家に帰った

 

そして再度放置すること約18時間。

今度こそやったか…?と思い中身を確認してみると…

「嘘…だろ…?」となったのは言うまでもない。

なぜだ…どこに欠陥が…と思い湯たんぽを触ってみると全然暖かくなかった。湯たんぽと言えども、さすがに毛布や人の体温がないとこうも簡単に温度をなくしてしまうのか。

冬、恐ろしい季節である。

 

ということで僕はこまめに大豆の世話を見ることにした。放置するのではなく、都度温度を確認し、冷めていたら温めなおす。それはもう育児さながらの気の掛けようで。

日付が12/24とか、大豆ちゃんには関係ないのだ

途中、湯たんぽの位置を変えたりもして温度が行き渡るようにしてあげる

 

 

そんな謎の気遣いを12/24から12/25にかけて実家でしながら、ようやく…

できた!…かな?

 

 

なんとかできたので食べてみたら旨味爆弾だった

ぱっと見それらしく出来ていたのでとりあえずそのまま冷蔵庫で1日熟成させ、いよいよ食べてみる。

奥側は発酵が甘いが、手前側は限りなく納豆のビジュアルに近い

 

直前で「えっ、でもこれ食べても大丈夫なやつですかね?」
そんな不安が脳裏をよぎる…

 

不安になりながらも一口…

 

 

…………………………

……………………

………………

………

 

 

 

………………

………………………………………あっ

 

 

 

 

旨味爆発

すげ~~~
味の素をめちゃくちゃかけたくらい旨味を前面に感じた。両サイドの舌の根元がぎゅ~ってなる感じだった。

ただちょっと豆を固く感じたので水にひたしていた時間も短かったのかもしれない。

 

ある程度の成功は収められたと同時に、冬でも納豆は手作りできなくはないが温度管理がけっこう大変という知見も得られた。

なんとなく納豆は寒い土地で作っている気がするんだけど、生産者は大変な思いをされてるんでしょうね。

 

さて、実はもうひとつ作っていたのでこっちはさらに熟成をさせることにした。説明書にも20日までを目途にと書いてある。

若干「20日も保存してて大丈夫なんすか?」とこれまた勘繰りたくなるが、さきほど食べたときの良い意味での裏切りを期待して楽しみにしておくとしよう。

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★★

楽しさ:★★★

実用性:★★★★

費用の掛からなさ:★★★★

おすすめ度:★★★⋆

 

おわり

期限1日/冷凍保存必至な赤福の朔日餅(ついたちもち)って知ってる?買ったら特典も付いてきた

朔日餅を知っているだろうか

筆者は愛知県生まれ愛知県育ち。

東海三県に属する三重県は幼少のころから割りと身近な存在で、家族で伊勢などに旅行に行った際には赤福餅を買っていたし、お土産でもらうことも多かった。食べるときは心の中で小躍りしたもんだ。

一時期不祥事を起こしたこともあったが、基本的には東海三県のほとんどの人が赤福餅のことを好きだし、もちろん赤福のことを知っていると思っている。

しかし、そんな筆者もつい先日初めて知ってしまった、赤福の『朔日餅』という存在に。

赤福餅以外に種類あったんすか…?」

Wikipediaによると以下の説明。

朔日餅(ついたちもち)は、三重県伊勢市に本社を置く和菓子店赤福が1月を除く毎月1日に販売する餅。地域の風習である「朔日参り」にちなんだもので、毎月販売する餅は異なる。

へぇ~

長いこと赤福に慣れ親しんできたつもりだったのに知らなんだ。

 

そもそも朔日参りという風習を知らなかったわけだが、一日しか販売されないっていうのもレアなので東海三県でも知らない人は多いんじゃないだろうか。

今週のお題「餅」

 

 

12月はこんなんでした

聞くところによると毎月1日は赤福の店舗に並んで買うくらい人気があるらしい。というか1日しか売ってないし、平日だったら普通の人が手に入れるのは困難。

今年の12月は1日が金曜だったわけだが、筆者はある裏ルートによって手に入れることができた。

 

そしてこれが12月の朔日餅である。

外箱には「本日中にお召し上がりください」の文字が

12月は雪餅らしい


その季節に合った風情を施したお餅ということか。粋だねぇ。

もとは朔日参りに端を発した朔日餅だけど絶対これ目当てでお参りしてた人いるよね。

 

それでは食べてみよう。

ミスドに昔あったD-ポップみたい

けっこうずっしり

中は赤福餅のあんだ

この見た目で実は甘さ控えめで上品な和菓子だった。

まわりの雪も粉砂糖系かな?と思っていたけど違っていて、何かと問われてもよくわからないふわっとしたものだった。あんを包むお餅はもちもちで食感が良い。普通の赤福餅より歯切れがよくて二口三口と分けて食べられる(赤福餅はいつも二口でいくか一口でいくか悩む ※個人の感想)。

 

しかしながら消費期限が1日ってのは一人暮らしには厳しいものがある。和菓子なので当然このくらいの栄養価はある。

6個食べたらだいたい700キロカロリーか…

さすがに1日での消費は無理だったので適宜冷凍して数日かけて食べた。

 

 

 

なんか特典?が付いてきてた

そういえばこの雪餅に付いてきた特典?みたいなものがある。それがこれだ。

え?

火の用心…まぁ12月は乾燥してて火事とかなりやすいしね…。でも、え?

あなただれですか?

「火気の元 火止まる像」

ものすごい自信だ。こんなに直球的な名前あるだろうか。見た目で判断するのはよくないが、あなたからはそんなに火を止める要素が見受けられない、と感じてしまう。どちらかと言うと延焼さえさせそうな表情をしている。

 

「火止る」ではなく「火止る」というのもなんか腑に落ちない。他力本願じゃない??

火って消そうとしなきゃ消えなくないか。自然と止まるもんじゃないだろう。人間が「止まるよ」と言って止まると思っているのも不遜な気がするし自然現象をナメている気がする。

 

なんか腹立ってきた。

…なんだその顔はー!!!!!

せめて釣り目であれよ。なんでたれ目なんだよ。ったく

 

まぁいいや、せっかくもらったから火元に貼っておこう。

うーん…

…火止まるかな?

まぁ止まるか!

なんたって「火気の元 火止まる像」だしね!


って最後に書いてて気付いたけど、この人ってもしかしてだけど「柿本人麻呂」?
かきのもとひとまろ⇒かきのもとひとまる、ってコト…?だとしたら寒すぎるかも。

これはマジで効果があるかもしれないな…

 

おわり

自分だけのラクレットチーズがあったら最高じゃない?

自分専用のラクレットチーズが欲しいってわけ

これってさ、

最高じゃない?って話

そんな話をしよう。

 

これがどこの国の発祥だとか、どういう作り方をしてて、とかはもうまったく知識がないわけなんだがこれ。

でもそんなのはいいわけ。

 

ラクレットチーズってええやん、って、それだけ。

 

ただ、ええやんってのは感じるんだけど、これなかなか手には入らないですよね。いや、食べるだけならお店行けば食べれる、高いと思うけど。

でもそういうことじゃなくって、おれぁあの半月状のチーズ全体をまるまる欲しいって言ってるわけ。

 

だって、あれが自分の家にあるってだけで心の安定を保ってくれそうじゃない?

なにかあっても「いいのか?俺の家には半月状のラクレットチーズがあるんだぜ?」と思えば乗り越えられそうだ。

 

 

 

どーせ高いんだろうから自分で作る

とは言え、購入となると絶対に高いに決まってる。調べなくても分かる。それに1人で消費しきれる未来が見えない。ふと思ったけどラクレットチーズって最後の方どうなるんだろ。あの半月状しか見たことないから気になるな。

 

なので自分で作ってみることにした。

まぁただ、チーズに関する知識はゼロなので、あくまであのチーズとろ~り体験と半月状という点だけを真似た模倣品を作る。模倣品だったとしてもあの半月を手に持てば「あっ、いまラクレットチーズを手に持ってる」と思えるはずだ。

 

さて、しかしながらどうあれを形作ればいいのだろうか。

外側は謎の固そうな皮?に内側はとろ~りとしたチーズ。製造工程を想像するに、普通にチーズを作ったあと丸く成形して長期間乾燥させて最後に半分に切る感じか。

こんな感じ?

 

…僕にそんな技術と時間はないってわけ。要は外側は別素材でも中身さえチーズであれば、かつ半月になっていればそれでいいと思うんだ。

この理屈でほぼラクレットチーズでしょ

 

そんなわけでこれらで自分専用のラクレットチーズを作っていこう。

 

まずは外側の皮?の部分を再現するんだぜ。

Amazonで買った辛口タラシートをしゃぶしゃぶ餅で接着する。

円を形作るのって難しい。長さとか測らずノリで作れるのか?

接着は意外と上手くいったものの不安がよぎる———————
「曲線はどうやって接着・固定させればいいんだっ…」「この餅が乾いた時、本当に接着の役目を果たし続けてくれるのだろうか…」「チーズを入れたら漏れたりしないか…?」

そんな不安がいっぱいよぎるが進むしかない。なにせこれを成功させなければ辛口タラシートの買い損になってしまうから。

もうとりあえずいってしまえーーーーー!!!!!

 

 

 

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で き た

できるもんっすね~

よし!じゃああとは冷蔵庫で乾燥させて中にチーズを入れるだけ。

 

しかしチーズソースの素って初めて買ったけどすごいな。袋に入ってる粉に熱湯を注ぐだけでこんな魅惑的なチーズソースが出来上がりました。

 

とんとん拍子だな、自分専用のラクレットチーズ。やる前は上手くいくビジョンが明確ではなかったんだがここまで来るともはや完成目前ですぞ!

じゃあラストの仕上げ。

 

はいじゃんじゃん♪

はいどんどん♪

 

最終的にはチーズの量まで容量ぴったり。これを作るために生まれてきたようなジャストフィット。

業務用タラシートとチーズソースの素の親和性は高い。

 

 

 

茹で野菜と茹でお肉でいただいちゃおう、と思っていたら

一応、一日冷蔵庫に置いてから実食に移る。

ラクレットチーズと言えば自分の中では野菜と肉で食べるイメージがあるので茹でたニンジンと豚肉で食す。

 

ラクレットチーズ、ここがクライマックス。

食べる前、お店の人が片手にラクレットチーズを持ちもう片方に持ったナイフ等でチーズをこそげ落とすあれ。

あれを自分専用のラクレットチーズで自分の食事に施す…。アガるな?

 

 

完全再現…とまではいかなかった。本物はもっと「だら~」っとチーズが落ちていくイメージだったけど、チーズソースはけっこう粘度が高くてナイフにへばりついてしまう。形を安定させるために冷蔵庫に一日置いておいたがそれが裏目に出たか。

 

食べてみるともちろん美味しい。チーズと合わないわけがないのだ。

ただ、タラシートの魚臭さが若干移っている。ちゃんと主張してきやがる。チーズとは別物ですよ、ラクレットチーズの外側の皮ではなくタラですよとピンと腕を伸ばして挙手してくる。

 

食べ終わったあと「強いて言えば、もはやこのタラシートとチーズだけで十分料理として成り立っているかもしれないな」と考えていた。

 

 

 

でもよーく考えてみると、これって…

チ ー タ ラ

チータラじゃん、と。ラクレットチーズを作っていたと思っていたら、ただでかいチータラを作っていただけだとここになってようやく気付いた。やけにとんとん拍子で作れるもんだな~と思っていたけど、既製品だからってことか?

 

それに気付いてからの気持ちの冷めようはひどかった。作る前はあんなにワクワクしていたのに…。

ワクワクしていたとき

せっせとでかいチータラを作っていたとはね。ラクレットチーズとチータラって属性的に違いすぎるだろ。

以降は、これ単品を肴にして焼酎をたくさん飲むのであった。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★

楽しさ:★★★

実用性:★

費用の掛からなさ:★★

おすすめ度:★★

 

おわり