納豆作成キットをもらった
先日納豆の作成キットみたいなものをもらいまして。
期限らしきものは過ぎてはいたんですけど。
まぁでもせっかくもらったので作るべきだよな、と。思いつつ過ごしていたらいつの間にか年末になっていました。
これ以上期限を過ぎるわけにはいけないので思い切って作ってみることにしました。
思えば納豆って既製品しか食べたことがない。いや、それが普通かもしれないけど、聞くところによると納豆の消費量が多い市町では小学中学くらいで自分たちで作る授業があるとかないとか(←この情報って本当??)。
日本食代表と言っても差し支えない納豆。(…ちょっと差し支えるかもしれない)
ここらで自作しておいてもいいだろう。
冬でもできるのか?作ってみた
一通り説明書を読む限り、高温を保って発酵させる工程が難しそうだが一般人でも作る分にはできそうな感じがした。
開けると保温用のカイロも入っていた。
さっそく取り掛かる。まずは大豆を水攻め。
しばらくするとすぐに変化が。
なんかの虫の卵みたいになって「キモっ」と思ってしまった。
もうしばらく経つとぷっくりした見た目に再度変化した。
いつも見慣れた大豆だ。いつも見る大豆は水分を含んだ姿だと言うことを始めて知った瞬間だった。
あとは水気を切ってわらつとで包み保温するだけ。けっこう簡単よな、と思っていた。
しかし当初思っていた通り、ここからが大変な工程だったのである。
まず、カイロを温め毛布でぐるぐる巻きにして放置。日中は仕事もあるためずーっとほったらかしにしておいた。仕事から帰りウキウキで毛布を剥いで中身を確認する。
すると…
ちょっと濡れた大豆そのままだったのである。
中身を確認する時のほのかなワクワクを返してほしい。
まぁ温度が保たれていなかったことが要因なのは明らか。なので再度温度を保てるような状態で発酵に臨む。
保温用のバッグと湯たんぽ。これはかなり強いタッグではなかろうか。湯たんぽって本当にいつ冷めるんだ?ってくらい保温しますからね。
そして再度放置すること約18時間。
今度こそやったか…?と思い中身を確認してみると…
「嘘…だろ…?」となったのは言うまでもない。
なぜだ…どこに欠陥が…と思い湯たんぽを触ってみると全然暖かくなかった。湯たんぽと言えども、さすがに毛布や人の体温がないとこうも簡単に温度をなくしてしまうのか。
冬、恐ろしい季節である。
ということで僕はこまめに大豆の世話を見ることにした。放置するのではなく、都度温度を確認し、冷めていたら温めなおす。それはもう育児さながらの気の掛けようで。
そんな謎の気遣いを12/24から12/25にかけて実家でしながら、ようやく…
なんとかできたので食べてみたら旨味爆弾だった
ぱっと見それらしく出来ていたのでとりあえずそのまま冷蔵庫で1日熟成させ、いよいよ食べてみる。
不安になりながらも一口…
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………………………………………あっ
すげ~~~
味の素をめちゃくちゃかけたくらい旨味を前面に感じた。両サイドの舌の根元がぎゅ~ってなる感じだった。
ただちょっと豆を固く感じたので水にひたしていた時間も短かったのかもしれない。
ある程度の成功は収められたと同時に、冬でも納豆は手作りできなくはないが温度管理がけっこう大変という知見も得られた。
なんとなく納豆は寒い土地で作っている気がするんだけど、生産者は大変な思いをされてるんでしょうね。
さて、実はもうひとつ作っていたのでこっちはさらに熟成をさせることにした。説明書にも20日までを目途にと書いてある。
若干「20日も保存してて大丈夫なんすか?」とこれまた勘繰りたくなるが、さきほど食べたときの良い意味での裏切りを期待して楽しみにしておくとしよう。
暇つぶし評価
【最大評価★5つ】
時間つぶせる度:★★★★
楽しさ:★★★
実用性:★★★★
費用の掛からなさ:★★★★
おすすめ度:★★★⋆
おわり