平均的日本男性

暇つぶしのドキュメント

約1分で読める記事を中心に、やってみた/試してみた暇つぶしを系統別でご提案!

餃子は肉料理か野菜料理どっち?“肉だけ”の餃子も作って結論を出す

結局どっちなんだ~

調べても明確には答えがないこの問い。「肉料理でしょ」と思う方は多いはずだけど本当にそうでしょうか?一般的に食べる餃子はもちろん肉と野菜が混ざっているのでその判定は、実際は付けられないと思うのです。

と言うことで以前野菜だけの餃子を作ったので、今回は肉だけの餃子を作って自分で結論を出したい思います。

「餃子 肉料理?野菜料理?」論争に終止符を

漫画『刃牙道』にて、餃子についてこんな言及がありました。

曰く、「餃子は野菜料理」だと。

miunderbar.hatenablog.com

以前、その言葉に疑惑を抱き、個人的に上記記事のような検証を行っています。

 

上記記事を見ていただければ分かると思いますが結論として要約すると、具材が野菜のみであっても美味しいことは美味しい。ただ、野菜のみだからこそ美味しいとまでは言い難い、と言うことでした。

 

まぁなんとなく事前の予想からも想像できるような結論です。それもそのはず。一般論的に考えてみると、餃子は肉料理だから。

肉が入っているからこそ餃子の皮を噛んだ時に肉汁を感じられて美味しいわけだし、肉が入っているからこそおかずとしての機能を果たしていると思うわけです。だってそれが普通の感覚ですよね、普通の餃子は肉入りですもん。

 

とは言え、現状で言うと「餃子は野菜料理」に対して明確に反論できるかというとそうでもないことになる。なぜなら一般的な餃子にももちろん野菜が入っているし、上記の通り野菜のみの餃子でもむしろ美味しいレベルにいるからです。

かと言って、感覚的に言えば「餃子は肉料理」と思う人は多いはず。感覚の部分でしかないけどこれには賛同いただける人も多いだろう。また、だからこそ「餃子は野菜料理」に対して違和感を覚えると共に印象に残る場面だと記憶する人が多いのだと思う。

 

そんな、「餃子は野菜料理なのか?肉料理なのか?」という問いに筆者は終止符を打ちたい。

 

 

 

100%肉餃子を作ってみる

ともなれば作るべきだろうと思う、野菜餃子の対極にある100%肉餃子を。

野菜餃子を作った際は使えそうな野菜を片っ端から使ったので、肉餃子においても同じ理屈で牛・豚・鶏のお肉オールスター餃子を作っていくことにする。

もちろん鶏は別途ミンチにして使用

お肉と各種調味料のみの餃子。なんとも硬派な餃子だ。野菜信仰などねじ伏せんばかりの勢いがある。どちらかと言えば「餃子は肉料理」派の筆者としても期待が高まる。

 

200gくらいで餃子約25個分包むことができた。

相変わらず餃子を包むのは楽しい。しかしながら、具材が肉だけということで水っ気が少なく、むしろ粘っ気が強いために手に引っ付きやすく包みにくいと言うことが分かった。皮の外側にもちょくちょく肉が付いているのはそのため。じゃじゃ馬な餃子だ。作るのに苦労した分、さらに期待も高まる。

そして見てほしい、この色。

皮の上からでも分かる赤ピンク。「焼いたら絶対美味しいやん…」と思わざるを得ないビジュアル。もはや生八つ橋の桜味バージョンか?とも思えてきてしまうほどにお肉の存在感が漏れ出てしまっている。

以前作った野菜餃子と見比べてみる。

こちらもなかなかの存在感だったけど、焼く前のワクワク感はやはり肉餃子に軍配が上がる。とは言え、どちらもいい色してるのでなにかしらの縁起物に見えなくもない。

 

焼く際に油をひく必要があるか迷ったけどとりあえず薄くひいて全部一気に焼いていく。これで飲むお酒は格別に違いないぞぉ…

 

 

 

見た目ヨシ!味は意外と…?

焼き始めてしばらく経ち、漏れ出る蒸気からはもはや唐揚げに近いにおいが漂っている。食欲がそそられるにおいだ。

うっひょー!

肉の脂で てらってら!これ、ヤバいだろ…
野菜餃子では得られなかった輝きがそこにはあった。食べる前から「この餃子はぶりっぶりです」というのがよく分かる。

ひゅー!

お皿にキレイにうつすことができた。我ながらいい焼き加減だとも思ったけど、ここまでキレイにうつせたのはおそらく肉の脂による剥離力の向上によるものだと思われる。包むのは難しいけど焼くのは簡単ってことね。

 

それではポン酢でいただきます。

食べてまず思ったこと、「う~ん大味だなぁ…」

肉汁ももっと溢れるかと思ったんだけど結構パサつきが目立つ。焼き方とか包み方に難があったのだろうか。想像していた肉汁には程遠かった。しかも、三種の肉だからと言って特別美味しい!とも言い難い。お肉の味!というよりは全体的に調味料の味の方が前面に出ていたように感じた。

 

なんか期待の割りには実力値が伴っていないかな…という印象になってしまった。焼いていた時のワクワク感は肉汁と共にどこかに消え去ってしまったというわけだ。トータルすると別にまずいという訳ではないけど、やはり最初のハードルが高すぎたのかもしれない。

そういう意味で言うと野菜餃子はやっぱりすごかったと思わされる。「野菜だけで美味しいわけないじゃん」というのを軽く飛び越えていったあのポテンシャルは計り知れない。「肉は美味しいから肉だけで作ったらめっちゃ美味しいに決まってるじゃん!」というアホな発想では越えられない壁があることを知った。

 

まぁそうなると最終的には結局スタンダードな餃子が一番ちょうど良いっていうことかも。作りやすさ、栄養面、味、どれを取っても偏りがないし、王将とかで食べる餃子は肉汁溢れててとんでもなく美味しい。

極端なことをしても極端な結果にはならないという教訓を得られました。まっ、それでもやっぱり野菜餃子はアリ寄りだと改めて思ったので、筆者としての結論は「餃子は野菜料理」寄りということで。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★

楽しさ:★★★★

実用性:★★★

費用の掛からなさ:★★★

おすすめ度:★★★⋆

 

おわり