社交ダンスのアニメの話。
Amazonプライムで見れるおすすめアニメ
直近で見たアニメですが、
ここまで心を動かされたのは久しぶりでした。
ストーリーの概要はこんな感じ。
ごくごく平凡な男子学生、藤田多々良。
やりたいことや特に希望する進路先も
ないまま過ごしていた彼が、あるとき
競技ダンス（社交ダンス）に出会う。
そんな多々良の成長を描く「青春」ダンスアニメ。
Amazonプライムでは2017年から
公開されているようなので
すでに見ている方も多いかもしれませんね。
いま現在、公開されているのは
シーズン1の24話までです。
（単行本で言うと10巻くらい）
ここがアツい！「ボールルームへようこそ」
「ここがアツい」と思うおすすめポイントが
いくつかあるので紹介します。
主人公に感情移入しやすい
主人公の藤田多々良は一言で言えば「平凡」。
好きなことや熱中できることもないことに
悩みを抱えている青年。
「何かひとつ、好きだと言えるものがあれば…」
主人公はまさにそんな風に思っていたところ、
ひょんなことからダンスに出会います。
主人公と同じように思っている人って
世の中にきっとたくさんいると思います。
僕もその一人です。
その根底の部分での共感があることで
主人公への感情移入がしやすいと感じました。
話のテンポがいい
少年マンガってだいたいの場合、
修行編みたいなものがあると思いますが
この作品はその描写がほぼ無いと言っていいです。
普通、ダンス超初心者の主人公なら
練習しまくらないと大会とか
出れないと思うんですが、描写としては
主に大会出場時のことが多いです。
大会までの間の練習等の描写が少ないことで
話のテンポが非常に良いと感じました。
ダンスを全く知らなくてもなぜか理解できる
ダンスって専門用語が多いです。
この作品でも様々な専門用語が
飛び出してきますが、正直
僕はほとんど理解せず見てました。
それでもなぜか
意味とか言いたいことが
なんとなく感覚でわかります。
そして、専門用語を言葉で無理に
理解させようとしていない感じもあり、
話のテンポを良くしている一因にも
なっていると感じました。
青春がまぶしい
若者がなにかひとつのことに
熱中している姿を見るだけで
まぶしさを感じてしまいます。
自分がこの歳になって気付きますが、
若いってのは可能性の塊なんですね。
すごく羨ましい。
熱中していると、周りの人もそういう人が
集まるわけで、主人公は同年代のダンサーと
切磋琢磨していくんですが、そういうのもなんか
「青春」って感じでまぶしいです。
なにかに熱くなれるって憧れる
平凡な男子学生がひとつのことに
熱中し、成長していく。
作品を要約するとこの一文です。
多くの人は感情移入し、
作品に引き込まれていくと思います。
当の僕はなぜ
こんなにも引き込まれたのか。
考えてみると、なにかに
熱くなったことがないからだと思います。
なにかに熱くなれる、
それだけで人生って楽しいものになると思います。
平凡で安定している方が楽かもしれないけど、
浮き沈みのある人生の方が楽しそうですもんね。
平凡な僕から見て、主人公に共感できつつも
熱中できることがある点で憧れがあり
結果として非常に心揺さぶられる作品に
なっているんだと思います。
普段アツくなれていない人には
すごくおすすめのアニメです。
見たらきっと何かを始めたくなるはず。
それほど心を打たれるアニメです。
気になった方はぜひ。
おわり
