【中二病】現代版の“暗器”を考案&作成してみた
暗器とは——
カタカタカタッ…
暗器(あんき)とは
中国武術における身体に隠し持つ事が出来る
小さな武器の総称。現代日本においては
隠し武器=暗器としてとらえられている。
………
かっっっこいいよね~暗器って。
男って何歳になっても、こういった中二病的要素が大好きなもんです。
実在の暗器を調べてみると、有名どころで言えば仕込み杖やバックルピストル、スパイものでよく見る傘型の銃や刃牙の柳龍光が使っていたバグ・ナク、果てには毒入りニベアクリームなんてのも実際に使われていたようです。
自分も暗器欲しいな~と思うんですが、普段から杖なんて持ってたら怪しいしピストルや銃は銃刀法違反、バグ・ナクは握手ができなくなるし毒入りニベアクリームは間違えて自分が使ってしまうリスクがあるし中二病的に毒ってのはナンセンス…
こう、現代的に持っていても怪しくなく、それでいて実用的かつカッコいい暗器はないものか…
そう考えている中二病男子は多いのではないでしょうか?
その悩みに対して、一つのご提案をさせていただきます。
現代版の暗器はこうだ!(作成手順)
『現代的に持っていても怪しくなくそれでいて実用的かつカッコいい暗器』
というのは調べた限り、既存品ではなかなか満たせない条件だと思います。
ということで条件に合った新しい暗器を作り出していきたいと思います。
100均で検討しつつ、材料を購入してきました。
今回考え付いたのはナイフ内蔵靴ベラです。
条件と照らし合わせてみます。まず靴ベラは、現代的に持っていてなんらおかしくなく、むしろ靴のかかとを傷付けない便利アイテムなので実用的です。
また、ナイフ(今回の場合は段ボールオープナー)というのは無条件にカッコいいものです。
さらに言えば、ターゲットに対してこの靴ベラを使ってあげる、という口実があれば確実にそのターゲットの背後を取れます。
というわけで条件はバッチリ。
早速作っていきます。
まずは靴ベラの余計な金具を取り除きます。
取り除いたら塗装をしていきます。両方とも同じ色にして一体感を出します。
しばし乾燥させるとこんな感じに。
ここからは刀で言う鞘の部分を作っていくんですが、ここで100均の秘密兵器。
ダイソーの手芸コーナーに売っています。
乾燥するまではほとんど粘土のように扱えて、乾燥したら樹脂のような硬度になるという簡単な工作にはもってこいのアイテム。
これを使って、ナイフ(段ボールオープナー)と靴ベラの型を取りつつ、鞘部分を作っていきます。
途中けっこう苦戦して、クッキングシートなども使いながらなんとか形にできました。
乾燥させクッキングシートを取り除いて完成。
玄関につるされていてもなんら違和感なし。
これぞ現代版暗器…!
使用例再現
せっかくなので、このナイフ内蔵靴ベラが実際に使われるであろう場面を再現していこうと思います。
設定としてはこう。
あるアパートで二人の男が密会。“先生”と呼ばれている男はこのアパートの住人である男に指示を出して犯罪を犯していた。が、実はこのアパートの住人は”先生”の敵対勢力のスパイだった…
非常にチープな設定。
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———「それでは帰るとするか…。」「おい、今日言ったことは確実に実行しろ。失敗したらその時は分かっているな。」
「はい、もちろんです“先生”」
「ふむ、では頼んだぞ。」
「あっ、“先生”いけません。革靴のかかとが傷ついてしまいます。靴ベラを当てさせていただきますね…」
「おぅ、すまないな。」
「隙ありぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
…はい、どうでしょうか?僕は途中でよくわからなくなりました。
実用的なのか?カッコいいのか?なんで暗器なんて作ったのか?三十路なのになにをやっているのか?
疑問はいろいろ浮かびますが達成感はあったのでとりあえず良しとします。
また、コンセプトとしてはけっこう理にかなっていると思うので是非現代のスパイの方々には参考にしてもらいたいと思います。
もちろん、「暗器が欲しい」という中二病の方にもおすすめです。
100均の物だけで作れる現代版暗器、気になる方は一つ作ってみては?
暇つぶし評価
【最大評価★5つ】
時間つぶせる度:★★★★⋆
楽しさ:★★★★
実用性:★★
費用の掛からなさ:★★★⋆
おすすめ度:★★⋆
おわり