平均的日本男性

暇つぶしのドキュメント

約1分で読める記事を中心に、やってみた/試してみた暇つぶしを系統別でご提案!

あえて屋外でリングフィットアドベンチャーをして感じたこと

変化が…欲しい…

発売から約3年が経過しているリングフィットアドベンチャー。筆者は約2年前に購入し、いまだに習慣的にやっている。けど、いくら習慣化できていてもさすがに変化がなさすぎる!

と言うことで屋外でリングフィットをやってみることにしました。

いまは屋内でも楽しく運動ができる

「運動は外でする」

そんな固定概念がある。しかし天下の任天堂Wiiの時代からそんな固定概念を覆してきた。Wiiの時代はWiiフィットから始まり、現在は任天堂Switchでリングフィットアドベンチャーがある。任天堂のゲーム革命により、家の中でも手軽に楽しく有酸素運動なり無酸素運動なりができるようになった。

「ゲームばっかりしてないで外で体動かしてきなさい!」と親に言われた人も多いだろうけど、もはや家の中でゲームで体を動かす時代になったのである。任天堂の徹底した“遊びへのアプローチ”は、さすがはおもちゃメーカーと言わざるを得ない。

 

リングフィットアドベンチャーは発売から約3年経っているけど、知っている人も多いと思う。新垣結衣さんが輪っかを持って足踏みしていたりしたCMはけっこう認知度が高いはず。

しかしながら発売当初こそYouTuberや周りの友達などがこぞってプレイしていたものの、3年経った今ではプレイしている人はあまり見かけないし聞くことも少なくなったように感じる。やったことや見たことがある人は分かると思うけどゲームとは言え、なかなかにハードな運動のため続かないということかなと思われる。

かく言う筆者は約2年前に購入し、ストーリーを3周した後もいまだに続けているリングフィットアドベンチャーラバーである。

miunderbar.hatenablog.com

一般的社会人のため、日頃の運動不足をリングフィットアドベンチャーで補っている(ただし食生活がカスなため体重はプラマイゼロ)。家の中で出来るがゆえにパンツ一丁で運動できて洗い物が少なくなる点やジムや屋外ランニングのように「外に出る」という一つのハードルがない点が、ズボラな自分にとってまさにぴったりフィットしているため継続が出来ているんだと思う。

 

 

 

問題はマンネリ化をどう乗り越えるか

しかし、2年くらい屋内リングフィットアドベンチャー生活を続けているとさすがに変化がなくてマンネリ化しているのも事実。リングフィットアドベンチャー自体のストーリーもすべてクリアしてしまった後だと余計にそう感じてしまっている。いまも続けられているのは約2年で培った習慣と惰性だけだと思う。

 

ストーリーはすべてクリアしてしまっているので、最近はカスタムというモードで体を動かしている。ストーリーモードは、各ステージを走り回りつつフィットネスで敵を倒していく感じなので毎回景色に変化があるし、一応各ワールドごとで話が進んでいくので物語も楽しめる。これに対しカスタムモードは、単に自分の好きなようにフィットネスメニューを組んでただそれをこなしていくだけである。端から見たら輪っかを持ってテレビを見ながらただシンプルに自重筋トレをしているだけということになる。

これではマンネリするのも無理はないなと自分でも思う。

 

ズボラな人にもぴったり!非の打ち所がない!と思われたリングフィットアドベンチャーですが、ここまでやりこんでくるとさすがに変化がなさすぎるという問題があることがわかってきました。

 

これは自分にとっては由々しき問題。なんせズボラな自分にとって、普段の生活の中での運動量確保はリングフィットアドベンチャーでしか出来ないから。リングフィットアドベンチャーをやらなくなってしまってもおそらく食事制限やお酒を控えることはせず、ただただ脂肪を溜め生活習慣病まっしぐらなおじさんになってしまうに違いない。

 

そう、これは僕とリングフィットアドベンチャーとの倦怠期。倦怠期には変化をつけるのが定石と昔から決まっている。

 

 

 

屋外でリングフィットアドベンチャーをやってみた

「いつも屋内でやっている」「景色に変化がない」

この2点がマンネリ化の主な原因だと思われます。なにをしたらマンネリ打破できるか、答えはシンプルにその逆をやってみることだと思います。要は「屋外で景色を楽しみながらやってみる」。

 

リングフィットアドベンチャーのストーリーモードでは、各ステージ基本的に森や川など自然の中を走り回っている。現実の屋外でやるに当たってはまずそれに沿った形で、川沿いでリングフィットアドベンチャーをやってみることにした。

 

愛知県では割りと有名な川の一つ、庄内川

庄内川

庄内川

昔、東海豪雨という記録的な降水でとんでもない水害があったらしい、というのは愛知県民なら聞いたことがあると思う。

川幅がけっこうあるにも関わらず先ほどの赤いライン(約2.5~3mくらい?)まで水位が上がったというのを見て、ちょっとたじろいだ。けど、平時にはかなり穏やかで家族連れやランナーの人もけっこういた。

駐車場横でBBQっぽいこともしていた

 

なかなかに居心地の良い川沿いである。そんな庄内川の川沿いで散策しがてらリングフィットアドベンチャーをやってみる。

 

まずはここ。夕日が全面に見えるひらけたところ。散歩道は舗装されているし、周辺の草もしっかり刈ってあって歩いていて気持ちいい散歩ロードだ。まさに暮れなずむ町の光と影の中といった佇まい。16時前後だったけどまだちらほら散歩している人や走っている人がいた。そんな人たちを横目に、奥に見える木々の周辺でやってみる。

 

スクワット

う~ん、屋外での運動は気持ちいいですね。特に木々の横でやると、葉っぱが風で揺れる音なんかも感じられてリラックスするようなしないような。あと、いつも家の床に立ってやっているけど、それに比べて地面がふっかりしていて膝とかへの影響が少なそうに感じた。

とは言え普段は狭めの1Kでこれをやっているため、この開放感のギャップに少し体がびっくりしちゃっている。「景色を変えてやってみる」というのはちょっぴり刺激が強かったのかもしれない。

 

スクワットを1セットやったら気を取り直して別の場所へ移動。次はここ。屋外の自然と言えども、文明を感じられる場所はある。びっくりしてしまった体を落ち着かせるためにも“これ”の前でスクワット2セット目をやってみよう。

新幹線!

新幹線は人類が作った文明の中でもかなりハイレベルな文明だ。ほんの数時間で名古屋から東京まで行けてしまうなんて江戸時代の人からしたら逆に笑えちゃうに違いない。筆者は現代っ子であるため「屋外の自然」に対して若干のアウェー感を覚えていたけど、そんなハイレベル文明の前でやれば幾分かは普段の落ち着きを取り戻せたような気がする。

 

しかしそんな筆者を横目に、老夫婦がいぶかし気な顔でこちらを見ながら散歩ロードを通り過ぎていった。「た、多様性の時代ですから…」と心の中で思った。散歩道で散歩する人もいれば、その傍らでリングフィットアドベンチャーをする人がいたっていいはずだ。「外で運動している」という点において言えば、むしろ何ら変わらない行為をしているとも取れる。

とは言え、筆者とリングフィットアドベンチャーとの関係性が社会の目に触れているようで少し気恥ずかしかった。

 

最後に、せっかく川に来ているので川沿いへ移動。魚もいるようで、釣り人もここら辺で釣りを楽しんでいた。

奥には名古屋駅の高層タワーもちら見え

川と言う自然と名古屋の現代建造物との融合。田舎であり都会でもある、世界が交じり合っているこの場所で、本来屋内でやる運動を屋外でやる。なんか背徳的なものすら感じつつもヨガのポーズを実施。

川のせせらぎ、自動車の走行音、遠くに見える現代建造物や近くに見える川辺。その中でヨガのポーズをとっている自分。なんとも倒錯的だ。こんなに対比が効いている中でヨガなんかやっていたら何かしらの儀式に通づるものがありそうである。偶然雨乞いの儀式に似ていて雨の日が続いたらどうしよう。

 

そんな心配をよそに時間はゆっくり流れ、夕日ももう沈みかけの時間になっていた。

サンセットリバーサイド

帰路はほどよい疲れと秋の夕暮れの物悲しさを感じつつ、屋外での運動の気持ちよさを改めてかみしめて帰った。なんて爽やかな休日だろうか…!

 

 

終わりに

屋外でやるリングフィットアドベンチャーは思っていたよりも刺激的だった。いつもと違う景色というだけではなく、常に変化する環境や周りの音、においまでもがスパイスとなって襲い掛かってきていた。

普段は画面とのにらめっこで、どちらかと言うと動かしている筋肉に意識がいったり「あと何回やればいい!?」というような意識が先行していたけど、屋外でのリングフィットはそんな意識がまるでなかった。「外での運動気持ちいいいな~」とか「おっ、魚が跳ねてるわ」とか「けっこう車通るな~」とか、どちらかと言うと外の世界に意識が自然と向いてしまうので、フィットネス自体のキツさがあまり感じられなかったのはすごいメリットだなと感じました。

 

あと、普通に今回行った川沿い自体がめっちゃ雰囲気よかったのも、外での運動の気持ちよさにブーストを掛けていた気がする。

川辺にあった蝶の説明文がカッスカスになっていたのもおもしろかった。

 

屋外・屋内での運動はそれぞれ一長一短。どちらかが特別優れているというわけではないけど、マンネリしてたらもう片方を試してみるのは良い刺激になると感じた。

 

今回の試みで、筆者としてはリングフィットアドベンチャーの倦怠期はある程度脱出できたかな?と思っている。それに、屋外での運動っていいなと再認識することができた。今度はこの川辺を普通に散歩してみようかな。

近くに寄られた方もぜひ。

www.city.kiyosu.aichi.jp

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★

楽しさ:★★★★

実用性:★★★★

費用の掛からなさ:★★★★★

おすすめ度:★★★★

 

おわり