「Viva！公務員」を見ました。
アマゾンプライムで見ました。
夢の公務員が、北極圏に異動?!リストラ?!／映画『Viva！公務員』予告編
ストーリー概要はこんな感じ。
イタリア人の独身男性、主人公のケッコは
「終身雇用の仕事に就き、安定した人生を送る」
という子供のころからの夢をかなえ、
１５年前に公務員になっていました。
ところが政府の方針で公務員が
削減されることになり、ケッコも
その対象になってしまいます。
それでも公務員の職にしがみつこうとする
ケッコをどうにか退職に追い込みたい
リストラ担当者は、次々に僻地への異動を命じ、
ついには北極圏へと左遷させます。
しかしそこで働いている女性に一目惚れしたケッコは、
公務員にしがみつきながらも、あの手この手で
その女性にアプローチを掛けていき…
というような内容です。
コメディタッチな物語でありつつ
ケッコのクズさ加減がおもしろく、
見ていて痛快でした。
何がクズかって
こいつ全然仕事しないんすよ。
ハンコを押すのが仕事、って
自分で言ってますし、
なんせ北極飛ばされてるわけですしね。
（しかも公務員もコネで入ってる）
さらにマザコンであり、彼女の作った
ご飯にケチ付けるわ、家事もやらないわで
平均的日本男性の僕からしたら
まごうことなきダメ男。
でも最終的には、その持ち前の能天気さとか
人柄の良さもあっていい感じに物語が終わり、
憎めないなぁこいつ
ってな感じになります。
ところで、僕はイタリア人の
イメージってジローラモ氏しかなくて、
女好き・チャラい・明るいくらいの感覚です。
この映画でケッコを通して見たときも、
「やっぱイタリア人は女好きなんだなぁ、
でも大袈裟に見せすぎでしょ～」って
感じだったんですが、映画を見た後に
ほかの人のレビューを見て驚きました。
その人は何年かイタリア在住だったそうですが
「ケッコこそまさに典型的なイタリア人」
と書いていたのです。
曰く、マザコン、コネ第一、自分の利益だけを考える、
食べ物にこだわる、女に弱い、などなど
僕の中のイタリア人のイメージが
がらりと塗り替えられました。
でも、そこで思ったのは
それがイタリアでの“普通”
だということ。
冒頭、ケッコはダメ男だと書きましたが
これ完全に“日本の普通”基準で考えてたんです。
“普通”ってのは奥が深いんですねぇ。
日本・イタリアどっちの普通も
良い悪いがあると思いますが、
日本人はもっとイタリア人の普通を
真似したほうが幸せになりそうだと思いました。
少なくとも、仕事でストレス溜める
ってことは少なくなる気がします。
イタリア人を理解したい方、映画が気になった方は
見てみてはいかがでしょうか。
おわり
