美味しいは美味しいけど…
闇鍋をやるにあたっての大きな課題
「闇鍋がやってみたい!」
そう思ったことはありませんでしょうか。
闇鍋(やみなべ)とは、それぞれ自分以外には不明な材料を複数人で持ち寄り、暗中で調理して食べる鍋料理。
YouTuberなどがやっているイメージがあります。誰がどんな食材を持ち寄るのか?そのセンスだったり、出来上がった鍋の出来栄えなどで盛り上がりそうな料理ですね。
しかし、そんな人生で何度かは聞いたことがある単語ですが、やったことがある人は少ないと思います。その理由は下記の課題があるからではないでしょうか。
①イタいノリのやつがとんでもない食材を持ち込み、味が台無しになる可能性がある
②部屋を暗くしての調理は少し危険
③そもそも闇鍋を一緒にやる人がいない
致命的なのは③。基本的に闇鍋は料理と言うよりパーティー要素の強いものなので、味はないがしろにされがちです。そんな鍋を一緒に食べてくれる人なんて普通はいませんよね。
しかしながら、闇鍋って人生で一回はやってみたいイベントのひとつではないでしょうか?(人生で一回はやってみたいイベント例:竹を用いた流しそうめん、正式なルールのスイカ割りなど)
どうしたら一人で闇鍋ができたと言えるのか
いろいろな考え方が出来ると思います。例えばこちら。
入口から1番遠い食材だけで鍋をする | ナンセンスダンス (nonsensedances.com)
確かに一人だったとしても買い物にランダム性を持たせれば、必然と闇鍋になりますね。(なかなか思いつかない発想で感心しました。)
しかし、こちらの記事の結論でもありましたが、完全ランダムだとやはり味の部分では痛い目を見る可能性があります。
ではどうしたらいいか。
自分なりに検討し、最終的に「闇鍋」という文字に着目しました。見た目が「闇」でさえあれば「闇鍋」と言えるのかなと。そして見た目のみであれば、味も保証できるのではないかと。
そうすれば最初に挙げた課題を苦も無くすべてクリアでき、「人生において闇鍋をやったことがある」と胸を張って言えるはずです。
一人で闇鍋を作ってみた、お味は?
と言うことで一人で闇鍋を作っていきます。
まずは普通に醬油ベースの鍋つゆで食材を煮ていきます。ここは本当に普通の鍋と変わらずです。これだけでシンプルに美味しいはず。
食材がいい感じになったら、最後にこれを加えます。
そう、イカスミ。
鍋にイカスミを加えるだけで、見た目はたちまち“闇”鍋になること間違いなし。
鍋に入れて混ぜてみたgif画像はこちら。
簡単なことですがめちゃくちゃいや~な見た目の鍋になってしまいました。
仕上がりはこんな感じです。
しかし、食べてみると味としてはイカスミの影響はほぼなく、普通の醤油ベースのお鍋でした。よ~く味わうと奥にイカスミがいるような気はします。ただただ見た目がヤバめの鍋になっただけでした。
でも、「闇鍋」という字面だけを見たらこっちのほうが「闇鍋」なはず。(一回外国人とかにアンケートを取ってみたい。)
ちなみにうどんを入れてみたところ、こんな状態に。
うどんが心なしかイカのように見えてきました。
味はもちろん美味しかったです。
まとめ、感想、学び
自分なりに考案した一人闇鍋をやってみて感じたこと、得られた学び。
・「字面的にはそうだけど、闇鍋ってそうじゃないよな」という感想
・一人闇鍋をやったところで、「闇鍋をやった」と胸を張って言えないというか言うべきではない
・味は美味しい
・イカスミ食べた後あるある「口の中を見せる」を見せる相手がいない
大切なのは「本当の闇鍋を一緒に楽しんでくれる友達を複数持つこと」
それさえあれば人生って素敵なのかもしれません。
ただ、味的事故にはならないので、面白い見た目の料理が食べてみたいという人にはおすすめかもしれません。そんな人は一度試してみてはいかがでしょうか。
暇つぶし評価
【最大評価★5つ】
時間つぶせる度:★★★
楽しさ:★★★★
実用性:★★
費用の掛からなさ:★★⋆
おすすめ度:★★★
おわり