平均的日本男性

暇つぶしのドキュメント

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プロレス観戦初心者が名古屋の『スポルティーバアリーナ』でプロレスの楽しみ方を知った話

プロレスってどう楽しむもんなんだろ…?

こう思っている人も多いのではないでしょうか?

筆者も観戦したことがなかったのですが、今回初めて観戦したことでプロレスの楽しみ方がわかってきました。

プロレスって…どういうもの?

「プロレスっていままで観たことがないな」とずっと思っていました。正直1990年以降生まれの人はそういう人が多いのではないでしょうか。

たぶん観戦したことがない人が思っているのは「どうせ出来レースの試合でしょ?」ってことで、だったらK-1とかボクシングを見てハラハラする方が楽しいよねと感じているんだと思います。

 

僕もこれまでそう思っていたんですが、「観たことがないのに決めつけるのは良くないな」っていうのと、友達がプロレスめっちゃ好きとのことだったので、一度観戦してから自分の中の感想を決めることにしました。

 

初心者が初めて観戦して感じたことや分かったことを書いていきます。

 

 

 

名古屋の『スポルティーバアリーナ』に行ってみた(システムや雰囲気など)

ということで伺ったのはこちら。

名古屋にあるプロレス団体 | スポルティーバ エンターテイメント-Sportiva Entertainment- (fantasista-atr.net)

地下鉄鶴舞駅6番出口から徒歩約3分、『スポルティーバアリーナ

リング常設かつお酒も提供しており、さらに水曜日には「カレープロレス」ということでカレーを食べながら観戦できるとのこと(19時オープン20時ゴング、2試合で9時ごろまで観戦、その後は居酒屋的利用可)。さらにさらに、新規のお客さんだと1000円で楽しめてしまう割引もあります。

まさにプロレス観戦初心者のためのような素敵システムとなっていますので、初心者たる筆者は自然とつられてしまいました。

 

店内に入り先に精算を済ませると、札が2枚渡されるので1枚でカレー、1枚でお酒と交換できます(2枚ともお酒と交換してもOK)。追加注文ももちろんできます。

 

店内はこんな様子。

なにより、リングが近い!一番遠い席からでも10歩くらいでリングに触れます。これには自然とテンションが上がりました。なんかこういった競技観戦ってリングや選手たちと距離感や壁があるものだと思っていたんですが、そういった雰囲気がまったくありませんでした。もはや逆に、カレー食べてる横でプロレスしてるという感覚(全然逆ではないしそのままだけど)。それくらい自然体というか。

 

店内の雰囲気は思っていた以上に殺伐としてなくて(事前に色々確認の電話をしたときはプロレス的な応答だったのでもっと殺伐としてると思ってた)、スタッフの方たちが優しめな対応をしてくれるのでむしろポップな印象でした。新規のお客さんもそこそこいるようで、入りにくさとか居心地の悪さみたいなものは感じませんでした。

 

 

 

これが…楽しみ方か!

1試合目は三すくみの試合。

まずプロレスって三すくみの形態があるのかってとこに驚きでしたが、そこに女性レスラーも交じってることに驚きでした。

分かりやすくタッグを組もうとしている図

「いやこんなでかいおっさん2人を相手にしたら女性ぼっこぼこにされちゃうでしょ…」と思いましたが、そんなことはなくちゃんとプロレスっぽいことをしていました。

プロレスのイメージってこういう感じだよね!

とは言え、これはあまり見えないけどおそらく蹴りはしっかりは入っていないはず。これ以外の場面でもほとんど寸止めや軽めの打撃でした。

ここら辺で観戦初心者としては「はは~ん、プロレスってやはり“魅せ”の部分が大半を占めるんだな?」というマインドセットができてきます。そしてこの心構えみたいなものが重要だと気付きます。

冒頭で書いたプロレスを観ない理由、「どうせ出来レースでしょ?」は一旦飲み込む必要があるのです。楽しむべき重点はおそらく勝敗ではなく、全体としての“プロレス”なのだと感じました。事前にプロレス好きの友達に「出来レースでしょ?どういうところが面白いの?」と聞いたとき、「そもそもボクシングとかの競技とは違うものと捉えてる。どちらかと言うと映画とかと一緒。映画も出来レースだけど観るでしょ?」という返答でしたが、これが一番納得できる説明かと思われます。

 

そんな心構えになったところで2試合目。

2試合目は明らかに対戦カードの善悪がはっきりしていた。

左の人、ヒールすぎ

ちなみに右の人はチャンピオンだそうで、レフェリーが持つ「チャンピオンボックス」の防衛戦ということだそうでした。「最近は守るものはベルトじゃなくて箱なんや」と思っていたら、さすがにプロレス好きの友達が「チャンピオンボックスってなに?初めて聞いた」と言っていました。とりあえずあの箱の中には名誉・栄誉・プライド・夢・希望などが入っているのではないかということで友達との話し合いは落ち着きました。

試合の途中では客席の方まで飛んできたり、

ジャーマンをキメたりと、

その時々で思わず「お~!」と声を出してしまう場面も多く、引き込まれました。

なるほど、と。ここでも気付いたのは、一番の見所である大技を決めたときの自然と出る「お~!」がすべてなんじゃないかと。プロレスの楽しみ方としての大部分は魅せであることに違いないけど、その魅せは大技を決めたときのものなのだと感じました。

 

最終的にはチャンピオンが勝利し、ボックスを持ち帰ってました。

しかし、ここまで観た初心者たる筆者は、もはや勝敗をそこまで気にしてなかった。大技を豪快に決め、素直に「お~!」と言わせる魅せをやってくれたプロレスってなんかいいよね、とそんな感情になっていた。

 

 

 

まとめ

筆者が感じたプロレスの楽しみ方を要約すると下記の通り。

たぶん直接観戦した人にしかわからない感覚だと思うので、観たことがない人は上記を頭の片隅に入れつつ一度観戦してみたら楽しめるはずです。

 

そして観戦料が気になる…と言う方であればスポルティーバアリーナはベスト。そもそも1000円でカレーとドリンクもらえる時点で安い。

これを機に初心者でも気軽にプロレス観戦していきましょう。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★⋆

楽しさ:★★★★

実用性:★★★

費用の掛からなさ:★★★★

おすすめ度:★★★★

 

おわり