平均的日本男性

暇つぶしのドキュメント

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Amazonで詐欺にあった話とその後のAmazonの対応が神だった話

筆者はAmazonでたまに買い物をする。

Amazonの便利さとお手頃さはみなさんご存知の通り。Amazonプライムを契約していればなおさらショッピングも捗ります。

 

しかしその便利さとは裏腹に、闇の部分も存在することを今回身をもって体験したので、その後のAmazonの対応も含めて書き留めておく。同じような目に会った方はご参考に。

ドライブレコーダーを買った

Amazonでの買い物は親に頼まれることもある。親はネットが全然使えないため、欲しいものを安く手に入れたい時たまに息子にお願いしてくる。

 

今回はそれが「ドライブレコーダー」だった。しかも適当に、というわけではなくメーカーや型番まで指定してだった。

そこまで調べたならその勢いで自分で買えよ、とも正直思ったけど僕は親思いの息子であるため快く引き受けた。

 

Amazonでそのメーカーの型番を入力すると、1ページ目の上から2番目くらいにお目当ての商品が出てきた。ページには「ベストセラー」のタグも付いている。

レビューも数百件付いてるし、定価から約50%オフでもあったため即購入。Amazonだとこれくらい安くなってることもたまにあるし、だからこそAmazonっていいよね。

なーんて思っていた…。

 

 

 

届いたものは…

購入してから数日。お届け日は最短で注文していたが、その日を過ぎても商品が届かなかった。

「おかしいな?」とは思いつつも、その日はなにもせず過ごし、翌朝に追跡番号で荷物がどこにあるか確かめてみると、まぁ今日中には届くだろう距離の郵便局には届いていた。

 

「なんか輸送中のトラブルで1日遅れたのかな?」なんて思い気に留めなかったが、そのあとにAmazonからお知らせメールが届く。

「出品者の都合により、やむを得ずご注文がキャンセルされました。」

 

「え?」って感じだった。だって物自体は郵便局にあることがわかっているわけで。なのに注文がキャンセル?どういう状態だ?

もうよく分からなかったけど、とりあえず物が届けば自分としては問題ないので、届くのを待つことにした。

 

そして結局無事届いたのだが…注文自体はキャンセル(注文履歴ページからも削除)されているため、支払いは代引きに変更されている。とは言え、伝票にはメーカー名と共に「ドライブレコーダーと書かれていて、特に変なところもなさそうなのでWEBで注文した時の料金をその場で支払った。

 

そうしてやっと届いた物を開けてみると…

バチバチに偽物。

商品の見た目から完全に別物だし、中身の説明書などを見るとおそらくは中国製の粗悪品。タチの悪いことに外箱にはメーカーのロゴがテープで貼ってあるという有様だった。

こんなにコテコテの詐欺に会うのは初めてだ…。この思い切りの良さに逆に清々しさすら覚える(皮肉)。

 

 

 

巧妙な手口

まとめると、こんなことが起きた。

  1. Amazonの1ページ目の上位にあるドライブレコーダーを購入
  2. 指定したお届け日に届かない
  3. 輸送途中に出品者都合で注文キャンセルされる
  4. 代引きに変更になるが、伝票には注文した物らしき商品名などが書かれている
  5. 開けてみるとめちゃくちゃ別物/偽物

 

上記一連のことが起こった後この手口を振り返ってみると、かなり巧妙で且つ悪意に満ち溢れていることが分かってきた。

 

まず、輸送途中での注文キャンセル。これをされると購入者側からは出品者の情報にアクセスする術が(おそらく)ない。同じページから再度調べようとしても出品者の名前などを変えられたら一瞬で見失う。

それでいて物自体は届いてしまうので、出品者としては料金をしっかり(しかもAmazonを介さず)回収できる。

 

また、伝票の商品名やメーカー名を正規っぽくしているのもかなり悪どい。代引きだと通常受け取り拒否もできるが、これだと受け取り拒否もしにくいだろう。それに伴ってなのか、商品にロゴのテープを貼っているというのもおちょくられているように感じてしまう。

 

さらに言うと、返品ができないようにしているのも悪徳すぎる。さっきも書いたように、そもそも注文履歴ページがないので返品処理ができない。また、届いた物は開けないと中身が違うかどうか分からないし、開けてしまったらもう返品はできないのではないかと思う。さらにさらに、Amazonの規約を見てみるとこう書かれている。

これにドライブレコーダーが当てはまるかは分からないが、こういったこともおそらく知っている上での確信犯なのではないでしょうか。

 

 

 

こんな詐欺にあったらまずやること

こうなった場合、まずやるべきことはAmazonカスタマーサービスへの電話。正規の手段で返品することは不可能なので、Amazonに相談することが先決だ。

アプリ版だが、こちらのページから進んでいけばすぐにAmazonから電話してくれるだろう。

経緯を話すと親身になって聞いてくれる上、このあとの対応もわかりやすく説明してくれる。これだけで安心感は抜群。結論から言うと、詐欺にあった金額はAmazonが銀行振り込みかAmazonギフト券で肩代わりしてくれるようだ。

正直、この詐欺にあったときは今後Amazonを使うのを控えようと思っていたけど、この対応のおかげで今後も安心して使えるなと感じた。さすがは大手の対応だなと思えた。

 

ちなみに電話で言われることはメールでも送付してくれるが、要約すると以下の6点のことをAmazonに対して送る必要がある、というものだった。

  1. 代引きで受け取った際の伝票などの写真
  2. 受け取った商品の写真
  3. 相談届を提出した警察署名
  4. 警察の担当者
  5. 警察担当者の電話番号
  6. 相談届の受理番号

3以降は実際に最寄りの警察署へ行って相談しにいく必要がある(電話だけでは警察も相談届は発行してくれないようだ)。相談届の受理番号も、行ってから2,3日経たないと出せないらしい。

 

ちょっとめんどうだけど、これらさえ揃えればあとはそれらを添付してメールを送るだけ。その後銀行振り込みかAmazonギフトどちら希望かを聞かれて答えるだけで支払った金額分はAmazonから返金される、ということだ。

 

 

 

気を付けよう

結果的に言えば、もし詐欺にあったとしてもAmazon神対応により購入者の損失はなくなる。詐欺にあった時点で「自分-警察-犯人」という構図だったものを、「Amazon-警察-犯人」という構図に変えてくれるということだ。

 

しかしながら、金銭的な不安はなくなるものの、やはりそもそも詐欺に引っかからないようにすることも利用者には求められると思う。というよりか、詐欺にあった時点で最悪な気持ちになるし、なにより警察署に行ったりするのがちょっとめんどくさかったりする。

 

そうならないためにも気を付けたいこととしては、定価から大幅に値下がりしている商品の場合には出品者情報をチェックすることだろうか。もしそれが個人名だったりとか怪しそうな企業名だったら所在地の住所を一度調べてみるといいかもしれない。(ちなみに僕もその後出品元の住所を調べてみたけど、出てきたのは大阪の平屋の民家だった。)

またこういったケースにおいては、少しでも怪しいと感じたら受け取り拒否をした方がいいだろう。そうすればとりあえずの被害はなくなる。

 

まぁとりあえず、Amazonでのショッピングでもこんなことが起こりうるよ、ということともし同じようなことが起こってもAmazonに問い合わせればひとまずお金は返ってくるよという話でした。

Amazonは便利だけどそれに伴うリスクもちゃんとある。そんな当たり前のことを改めて認識した筆者でした。

 

おわり