平均的日本男性

暇つぶしのドキュメント

約1分で読める記事を中心に、やってみた/試してみた暇つぶしを系統別でご提案!

【ゼルダの伝説】勇者の盾も入手(創作)せよ

段ボール工作においてよく作られるのは剣ですが、剣を作ったからには盾も必要なはず。

盾も作って本当の勇者に近付こう!

剣があるならば

以前、段ボール工作でゼルダの伝説マスターソードを作りました。

miunderbar.hatenablog.com

作ってみてある程度の満足感は得たものの、回転切りとかする時になんかしっくりこないなと思っていました。その感覚の正体はそう、盾がないことでした。

 

勇者は守るべきものがあるので、剣だけでなく盾も持ってこそ勇者たりえるのです。(あと、ブレスオブザワイルドにおいての盾で攻撃を弾く「パリィ」という技がカッコよく、あれも勇者っぽさを助長させている。)


www.youtube.com

ということで、マスターソードの対となる勇者の盾を作っていきます。あとついでにパリィもやってみます。

 

 

 

勇者の盾の作り方

材料はこちら。

勇者の盾はこちらの動画のサムネのような見た目なので、赤い部分を日清ロゴで再現していきたいと思います。そのほかは塗装などで補います。


www.youtube.com

 

基本は書いて切って貼って塗るだけなので制作過程は以下ダイジェストで。

凝縮しましたが制作時間は約3時間くらいでしょうか。段ボール工作楽しい。

そしてこれが!

Amazonカップヌードルシーフードの段ボールで作られた勇者の盾である。

勇者の盾 段ボール

正直、ベースの色間違えたなとは思いましたが、形としてはいい感じにできたと思います。あと、「縦積禁止」の「縦」を使えたのは、おやじ臭いダジャレだけどちょっぴりニヤけてしまう。Amazonのニヤけ部分も使っているのでずいぶん口元が緩い仕様となっている。

ちなみに工夫した点としては、盾の真ん中に折り目を付けて立体感を出したところ。この一工夫だけでかなり盾感が強まって、作っている段階でウキウキしてしまった。

 

 

 

パリィしてみた

さて、勇者の盾も出来たことなので、早速「パリィ」をやっていきたいと思う。

ただ、筆者は一般人なので自身に攻撃を加えてくるような敵キャラは存在しない。少し敵キャラの概念を検討してみたところ、「過去の自分が襲ってくる」というシチュエーションならなかなか胸アツ展開だな、という結論に達した。

 

 

 

ということで以下のようにパリィを再現してみた。

ちょっと雑かもしれない。

 

ちなみにこの鉄砲を撃っているのはこの時の自分である。

miunderbar.hatenablog.com

上のGIFによるならばこの時に鉄砲を撃っている過去の自分は弾を跳ね返されて爆発して致命傷を負っていることになる。むやみに鉄砲なんか撃っているからそんなことになってしまう。自戒につながる良い再現だったように思います。

 

結論として、やはり守るべきものがある者が持つ「盾」というのは最強の矛にもなりうるのかもしれない。

 

 

 

おわりに

「剣を作ったのになぜ盾がないのか?」という思い付きと勢いで作った盾だったけど、自分が思っていたよりはしっかりしたものが出来て満足できました。

パリィ再現はひどく雑だったものの、盾自体の出来としては所有欲を満たせる仕上がりになったと思う。

 

しかしながらここまで来てこの調子で行くと、服とかも揃えなければ満足できないようになってしまうのでは?という懸念が出てきました。また、直近としては「家の中で再現と言うのも少し味気ないのでは?」という思いも芽生えつつあるので、その内自然の中で主人公気分を味わうような再現をするかもしれません。とは言え、やりたいという気持ちとそんなことやるの?という気持ちの葛藤。これも自分との闘い。

 

とりあえず今回もマスターソードに引き続き、低予算で暇つぶしが出来て良かった。段ボール工作は大人でも意外とハマってしまうのでおすすめです。

ただ、置き場所には困りますが。

とりあえず剣の後ろに奉納しておいた



 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★⋆

楽しさ:★★★★

実用性:★★

費用の掛からなさ:★★★★

おすすめ度:★★★

 

おわり

クラフトジンは誰でも作れる!?今までにない最高のジンを自分の力で作り出せ!

「実は誰でもクラフトジンを作れる」と言う情報を小耳にはさみました。

どうやって作るのか?材料選びはどうやるのか?そして、クラフトジン作りを通して何を感じるのか?

教わりながら実際にクラフトジンを作ってきました。

自分だけのクラフトジンを作りたい!

最近にわかに人気が出てきている「クラフトジン」。その単語を聞いたことがある人は多いと思いますが、「クラフトジンっていったい何?」と思っている人も多いはず。

調べてみると下記のようなお酒のことを指すようです。

ハーブやスパイスなどを用いて、作り手が様々なアレンジを加えた蒸留酒「ジン」のこと。

「ハーブやスパイス」と書いてありますが実際には果物の皮とか種とかも使われるようで、入れるものは正直なんでもいいみたい。それこそ個人や企業のセンス次第みたいです。

 

そしてこれは僕も先日初めて知ったのですが、実はクラフトジンは個人でも作ってしまえるらしいのです。また、旅館や居酒屋・バーでも届け出さえすれば定められた条件下で許可されているとのこと。(詳しくはこちら⇒【自家醸造】|国税庁 (nta.go.jp)

自分の感性にあった最高のクラフトジンを作ってみたい…!

そして、素人が作っても本当に美味しくなるのか確かめてみたくなりますよね。

 

そんな話を行きつけの立ち飲み屋で聞いた僕としてはもう居ても立っても居られなくなりました。この話をしてくれた方は名古屋でバーをやっている方で、そんな興味津々な僕を見て「じゃあうちの店でやる?」と言ってくれました。

優しい…!圧倒的優しさ…!こういう出会いがあるから立ち飲み屋はやめられない…!そのマスターのご厚意に甘え、二つ返事でクラフトジンを作ることになりました。

 

 

 

バーの人に協力してもらっていろいろ試してみた

お店は地下鉄新栄駅から徒歩約5分、『4サンカタンソ』

4サンカタンソ(@4sankatanso) • Instagram写真と動画

ブログをやってることを話したら記事ネタをいろいろと提供してくれた。
菩薩のような人である。

 

ちなみに店内はこんな感じのオシャレカジュアルバー。

この日はクラフトジンの材料たちがお出迎え

 

さっそく作り方を教えてもらった。

 

作り方

①煮沸消毒

まずは使用する容器の消毒。

マスターが事前に煮沸消毒した際、ブログのことを考えて写真を撮っておいてくれた。
仏のような人である。

 

②ジュニパーベリーを入れる

匂い消しとかで使われるらしいジュニパーベリー。ちょうど鼻の穴に入りそうなくらいのサイズ感です。匂いを嗅いでみるとほのかにジンの香りが漂います。

今回の容器に対してはジュニパーベリー8gほどが適量とのこと。

 

③好きな材料を入れる

それぞれ思い思いの材料を入れます。出来上がった時の想定や入れたあと容器から香るにおいなどをもとに想像を膨らませながら調整します。

僕は事前にマスターに材料をいくつかリクエストしていました。僕が想像するに、おそらくは入れる材料のエキス(≒出汁)が味に大きな影響を与えると思ったので、昆布・しいたけ・甲殻類の殻などをリクエスト。そこに和っぽい食材を加えればジャパニーズクラフトジンが出来上がるはず…!

完璧な計算だ…!

と、自分一人の世界に浸っていると、一緒に来ていた友達も自身が組み合わせたものに対して「これ完璧だわ」と言っていました。他のお客さんも同じ感じで、なぜかそれぞれが「自分の考えた組み合わせが最高」と思ってしまう魔力があり、その組み合わせを選んだ自分の感性や感覚に疑いの余地はないのでした。

 

④ベースのウォッカを入れる

最後にベースとなるウォッカを入れて蓋をして完成。

こおろぎ…!?

1人につき2,3個のクラフトジンを作りました。

パッと見、小さなアクアリウムみたいな見た目ですがその一つ一つに個々人の考え方や信条などが詰まっています。そう考えるとすべての作品が美しく見えてきますね。みんな違ってみんないい…ここに優劣などないのです。

ちなみに、飲めるようになるのは約4日後からとのこと。まっ、たぶん一番美味しいのは僕が作ったやつですけどね!

 

 

 

まとめ

初めてのクラフトジン作り。もちろん今回はマスターの協力あってこそでしたが、思っていたよりは簡単に作れることがわかりました。そして実際やってみると感じますが、材料を選ぶのは戦略性があって楽しい!

選んでる最中は、野生の勘だったりで「やっぱりこの材料辞めよう/入れよう」とか「この材料は少し減らそう/増やそう」みたいな感覚になって、結果出来上がるものに対しては謎に絶対的自信が出来てたりします(自分のペットを愛でるような感覚に近いかも。「うちの子が一番かわいい!」みたいな)。なぜこんなにも夢中になれるのか、その動機の根源がどこにあるかは不明なんですが、選んでる時はなぜか熱中してしまうんですよね。

 

味は飲んでからのお楽しみ、というのもわくわくする理由の一つなのかもしれません。さて、果たして4日後の味はどうなっているでしょうか。(その後飲んだ際の記事はこちら⇓)

miunderbar.hatenablog.com

 

お酒が好きな方は自宅で最高のクラフトジンを作ってみましょう!ちなみにジュニパーベリーは楽天Amazonでも買えるみたいです。

安い!

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★★

楽しさ:★★★★⋆

実用性:★★★★⋆

費用の掛からなさ:★★★

おすすめ度:★★★★★

 

おわり

炊飯器でぱんつくった ~じゃがアリゴを添えて~

ネットには書いてあったけど、本当に炊飯器だけでもパンはつくれるのか?

実際にパンつくって味などを確かめてみたいと思います。

炊飯器パン作りRevenge

先日、そば粉が余っていたのでそば粉パンを作ってみた。

miunderbar.hatenablog.com

その際、普通の炊飯器で作り一応は形にできたものの、分量や材料を守らなかったためつなぎが弱くなってしまい、端の方がぼろぼろと崩れるパンになってしまいました。

 

しかしながら、普通の炊飯器でも十分にパンは作れるという知見は得たので、今回は普通の食パンを作ってみて味や食感がどうなるかを確かめていきたいと思います。

 

 

 

分量通りパンを作ろう

ネットで調べて出てきた分量を約1人分に等分したレシピがこちら。

薄力粉 80g

イースト 1g

塩 1g

水 30ml

牛乳 20ml

オリーブオイル 3g

 

作り方は簡単。全部混ぜて炊飯するだけ。と、ネットに書いてありましたが、果たして本当にそれだけでパンを作ることができるのでしょうか。とりあえずネットを信じて突き進みます。

混ぜる!

捏ねる!

あとは炊飯するだけですがなんかつまらないのでパンツっぽい形のパンにしてみようと思います。小学生の頃言っていた「ぱんつくった」を両方の意味で実現させるために。

ぱん つくった

 

 

 

ぱんつ くった

出来上がりました。パンツ型パンです。

なんか見た感じと触った感じはけっこう固めになってしまった印象。まぁでも一応パンとしてのテイは保たれているかな。

食パン的な感じなのでさらにオーブンで焼いてみました。

ここまでやるとさすがにパン感が高まりましたね。それでは食べてみますが、味はついていないので付け合わせを添えて食べます。

結構前にバズっていたじゃがアリゴをなぜかいまごろ食べてみたくなったのでそれをパンと一緒に食べていきます。

じゃがりこ1個にチーズをたくさん(さけるチーズ1本分)入れてお湯150㎖入れて混ぜるだけ

 

それではいただきます。

う~ん、まずはじゃがアリゴが美味しい。しっかりとじゃがいもが感じられて、スナックから作られているとは思えないほど。チーズをけっこう入れたはずだけどあまりその存在を感じさせないのも、じゃがいもの強さが強調されますね。

パンに関しては、噛んでいると奥の方でほのかに小麦が感じられます。本当にその程度の感想しかないけど、パンってそういうものだよね。主役であり主役でないというような矛盾を抱えた存在ではあると思います。ただ、じゃがアリゴの存在を引き立ててる感はあって、じゃがアリゴ単体では飽きてしまうところをそっとフォローしているような感覚はありました。なんていじらしいんでしょうかパンって。

市販のパンと比べてみると、やはりその小麦感の強さが気になりました。市販だとあそこまで小麦を感じたことがないです。やはり市販のパンは、より他の食材を引き立てるために小麦感を抑えているのでしょうか。自分の本来の力を見せすぎると周りが本当の力を発揮できなくなるから力を抑えているなんて…、パンってラノベの主人公とかだったんですかね?

あと感じたのは、市販のパンってもっとふわふわだよなってこと。正直、炊飯器から取り上げたときかなり固めだったので失敗したなぁと思ってました。レシピの材料配分は見直す必要がありそう。

 

実際に“ぱんつくった”感想としては、意外と簡単に手軽に作れるけど味や食感もそれなりだな~というところ。パンを食べるだけなら市販のもので全然いいかも。

でも「休日にぱんつくった」と正真正銘嘘偽りなく言えるのでその点だけは評価できるかなと思います。そう、私こそは「休日にぱんつくった男」

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★

楽しさ:★★★⋆

実用性:★★★⋆

費用の掛からなさ:★★★

おすすめ度:★★★

 

おわり

【北海道旅行記④】定番の札幌・小樽【総括:北海道旅行に行くのなら】

北海道旅行3泊4日

前日、というか朝5時まですすきので遊びつつも、朝10時のチェックアウトにはなんとかギリギリアウトで済みました。

miunderbar.hatenablog.com

帰りのフライトは17時。それまでの短い時間ですが最後まで観光し尽くすため、札幌の定番観光スポット&札幌から電車で行ける小樽に行き、最後に今回の北海道の旅行を振り返ってみたいと思います。(4日目/3泊4日)

札幌・小樽の朝昼

4日目の朝、札幌。

この3日間かなりのハードスケジュールの上、この日も朝5時まで遊んだため、体力的にはかなりヘロヘロ。しかしながらせっかくの北海道旅行のため、定番も押さえておかないと無粋と言うもの。

とりあえず朝ごはんは、それこそ定番のセイコーマート ホットシェフで。

惣菜安すぎィ!

 

札幌での観光

名古屋の友達から水曜どうでしょうグッズを頼まれていたため、まずはホテルから北海道テレビへ向かいます。ホテルから北海道テレビまで徒歩約15分…、きちぃぜ…。

道中通った「狸小路」。
有名っぽい。

意思がない傀儡の様に札幌の街中を歩きぬけていく。北海道がすずしくて良かったぁ。

 

なんとか北海道テレビに到着。

HTB(Vじゃないんだね)

ロビーでは水曜どうでしょうを全力推ししていました。

水曜どうでしょうテーブルと水曜どうでしょう

僕は水曜どうでしょうのことをほとんど知らないためなんとも言えない感情でしたが要望の物を購入。

ロビーにはタリーズが入っており、グッズもなぜかそこで会計。

 

その後一応テレビ塔や時計台にも寄って義務的に写真を撮る。

ここでも傀儡のように写真を撮る。滞在時間は数分だが札幌でのミッションはコンプリート!

 

小樽での観光

4日目にして、いまだ本格的な海鮮を食べていない北海道旅行となっています。なぜなら1日目のスナックのおばさんお姉様が北海道内陸での海鮮の味に対して納得いっておらず僕たちに勧めなかったためです。そして4日目まで北海道の内陸を中心に動き回っていたため。

と言うことで最終日最後の観光は、札幌から電車で30分ほどで行ける小樽へ。

るたお

 

こちらでも定番をまわりつつ、まわりを歩いて回り、

 

回転寿司で海鮮を食す。

ほっけって生で食べれるんだ

 

う~ん、小樽っていいなぁ…。まさに観光特化の街といった佇まい。普通に歩き回っているだけでもいろんな見所があって誰が行っても思い出深くなると思うし、満足感も高い街だ。

乾燥ナマコたけ~www

ジョッキでけ~www

 

そんな観光特化の街ですが、メインロードを外れると当然小樽に住んでいる人も歩いているわけで。高校生が下校?で歩いているのを見ましたが、観光地に行って感じる非日常感と自分の家の周りで感じる日常感が同居していて、かつその二つがより強く感じられて、いっそう“旅に来てる感”があってゾクゾクしました。

 

総括

3泊4日を振り返ると本当にあっという間の旅行でした。結果的にけっこうハードな旅程になってしまいましたが、行く先々を楽しみつくせたと思います。また、現地の人ともいろいろと交流でき、いろんな情報も教えてもらいました。

 

最後に総括として、「もしもう一度初めての北海道旅行をするなら」という観点かつ独断と偏見で、旅程を組みなおしてみました。

  • 【1日目】午前中に新千歳空港到着。電車で札幌へ移動し、時計台等の有名スポットへ立ち寄る。先に特急電車の切符は買っておき、時間になったらその電車で函館へ(北海道民のおすすめとして函館人気が高かったため)。函館を楽しんで函館で宿泊。

(実際の1日目の旅程⇓)

miunderbar.hatenablog.com

 

  • 【2日目】昼頃に札幌へ戻れる特急電車に乗り札幌へ。ツアーもしくはレンタカーなどで帯広へ行き、乗馬体験や空のアクティビティ(スカイダイビングなど)をして大自然を感じ、登別で温泉に入って宿泊。

(実際の2日目の旅程⇓)

miunderbar.hatenablog.com

 

  • 【3日目】余裕があれば夕張や富良野富良野北海道民の人気が高かった)に寄って観光を楽しんだ後、札幌に戻って夜のすすきのを楽しんで宿泊。

(実際の3日目の旅程⇓)

miunderbar.hatenablog.com

 

 

う~ん、隙がない旅程だ。もう一度北海道に行くなら絶対にこの旅程で動く自信がある。というか次は寒いシーズンにもう一度北海道に行きたい。

今回は夏と言うこともあって旬の食材が少なかったけど、それでもご飯はすべて美味しかった(お姉様が道外の食事にブチ切れるのも納得できる)。海鮮シーズンの冬となるとどれほど美味しいのだろうか…。

 

とは言え、総括としていろいろ書いたが、結局一番楽しかったのは行く先々での現地の人たちとの交流だったと思う。今回、人との交流によって北海道について様々なことが知れたし、道産子たちの人柄の良さも肌で感じることが出来たと思います。土地のデカさはもちろんだけど、札幌と言う都市から帯広等の田舎までの土地柄としての幅も思っている以上に大きく、そこに居る人たちもそれぞれで特色があるように思えました。そしてそこがまた人との交流の魅力を最大化しているようにも思います。

 

ぜひまた訪れたいです、北海道。

 

おわり

【北海道旅行記③】旭川にはアイヌが実在する?夕張は実は石炭の町?札幌は噂通り最高の街!

北海道旅行3泊4日

前日からの疲れも引き継いでの北海道 男2人旅3日目。

前日(2日目)⇓

miunderbar.hatenablog.com

前夜居酒屋で聞いたアイヌの情報に気持ちが冷めやらないため、旅程にアイヌ関連スポットへの観光も追加修正。あとはもともと気になっていた夕張市に寄った後に、北海道最大の街 札幌へ向かいます。(3泊目/3泊4日)

旭川・夕張の朝昼

3日目の朝、旭川

なんだかんだで旭川の夜を楽しみつくし、またもや夜中の3時ごろまで飲んだため、急いでチェックアウトを済ませホテルを出ました。朝ごはんを食べる気力はない、というか3時ごろに〆で旭川ラーメンを食べているのでまったくお腹は空いていないのでした。

みそ味っぽい旭川ラーメン。カロリーぎんぎんで〆として最適解。

 

旭川での観光

前夜いろんな場所で聞いた話によると、旭川の住人は暇だととりあえずイオンに行くらしい(なんと侘しいことだろうか、と思ったけど自分自身も地元の観光スポットは行かないしイオンの魅力は強いので納得)。しかし、そんな中でも聞きだせたのが「アイヌコタン」が近くにある、という情報。

昨晩聞いた「アイヌは今も実在する」という事実に興奮が冷めやらない筆者は、どうしてもそこに行かずにはいられませんでした。

と言うことで、なんかゴールデンカムイでも聞いたことがあるような地名カムイコタンヘ。

神 ☆ 村

でっかい川にでっかい橋が掛かっていた。昔はここを舟で渡っていたのか…。

 

橋を渡ると蒸気機関車が。大正?時代くらいにはここにもレールが敷かれていて、なんと駅もあったらしい。

突如現れるテクノロジー

駅のホームの名残。「神居古潭」駅。

橋を渡るまでは「舟か~…」と思っていたのに、渡ったら急にテクノロジーがどーん!だったので軽く混乱。昔のアイヌの人はビビっただろうなぁ。と同時に、これを見て呆然と立ち尽くしてしまったに違いない。

僕はこういった過去に想いを馳せる系スポットに立ち寄ると当時の人に感情移入というか憑依してしまうタチなのですが、当時のアイヌの立場に立ってもしこれを見たら「倭人には敵わんわ…」と絶望してしまったに違いない。

 

とは言え、前日に居酒屋のお母さんと喋っていた時にハッとしたけど、倭人アイヌを蹂躙していたわけではないんじゃないかなとは思いました。もし蹂躙してるようならわざわざ漢字をあてたりしてまで地名がそのまま残ってないはずですもんね。

アイヌ知識はゴールデンカムイくらいでしか知らないから本当のことはわからないけど、史実でもあの漫画の主人公と同じくらいアイヌと協調してたとしたら素敵だなぁと感じた午前中でした。

 

夕張での観光

夕張と言えば何を想像しますでしょうか?

財政破綻の町?メロン?

ノンノン、実はその昔は石炭の町としてめっちゃ栄えていたらしいのです。

 

と言うことで、夕張では北海道民も知らない観光スポット「石炭博物館」に行ってきました。

臨場感あるー!

この施設、財政破綻している夕張だからと侮っている北海道民およびその他の都府県の方もいるかと思いますが、観光という観点から言うと満足度はかなり高い。

まず施設内が思っている以上に綺麗でアーティスティック。飽きさせない展示の仕方でもあるし、書いてある内容もシンプルに興味深い。(ちなみにここは本当の炭鉱跡に作られた施設らしい。)

「全国最低の行政サービスと全国最高の市民負担」という
自虐ユーモアも潔くて面白い。

「ほんの数十年前の話で、しかもここで実際に働いていた人たちがいたのかぁ…、でももうその人たちはいないのかぁ…。」などと考えると背筋がゾゾゾとなりますよね。

エレベーターで地下に降りると当時の再現展示が。
背筋ゾゾゾ

また、最後の展示では実際に石炭を掘る時に使われていた機械の実演もあります。人類が作った機械で地層を掘ったり、崩落しないように天井を支えたりする機械を見ると「じんるいってすげー!」と少年のような心を取り戻せるので、大人になり心が濁ってしまった人にはおすすめです。

 

さて、夕張にあるのはもちろん石炭博物館だけではありません。あまり公ではありませんが、石炭で栄華を極めた時代に残した遺物があります。当時、人口は絶頂を迎えていたらしく、近くの小学校は日本一のマンモス校にもなっていたらしい。

あえて写真は載せませんが、その小学校の廃墟が近くにあるので興味のある方は一度立ち寄ってみてほしい。背筋ゾゾゾ程度じゃ済まないかもね…。

 

 

 

札幌の夜

夕張では意外にも今までで一番純粋に観光を楽しんだ。だが、夜は札幌で楽しまなければならない。なぜなら北海道最後の夜だから。

と言うことで札幌に到着。

サッポロ、キリン、ニッカ…。反対側にはちゃんとアサヒもあった。

 

札幌に関しては僕があえて言うことでもないけど、ただただ「楽しい街だぁ」ということしか言えない。あまり言えないけど、愛知出身名古屋育ちの筆者からしたらいろいろと安い!どんな店のことかは言えないけど!

この夜もいろんな出会いがあったけど、総じた印象としてはみんな心が朗らか。札幌は北海道のいろんな場所から人が集まる街だけど、それが良い方向に作用しているとしか思えない。昨今はぼったくりも厳しく取り締まられているようなので安心して遊べる街でした。(ちなみに北海道在住の友達の後輩にアテンドしてもらったので、より札幌の夜を楽しめた。感謝。)

 

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北海道を濃く感じた1日だった。アイヌ、石炭、札幌…。札幌以外に関しては北海道民も行ったことがないようなディープなスポットだったように思われます。そんな満足感もあったので、札幌ではお約束通り夜に飲まれました。しかし朝5時くらいまで遊んでいましたが、まったく後悔なく、むしろ「北海道を遊びつくしてやったぜ」という高揚感すら覚えていました。

 

あっという間の3日間でしたが、明日が最後。最終日は定番の小樽を、時間ぎりぎりまで楽しみつくします。

…とは言いつつも、その前に果たしてチェックアウトの10時にちゃんと起きれるかどうか…。

 

続く

 

 

【北海道旅行記②】帯広では乗馬、登別では温泉、旭川ではスナック・バー

北海道旅行3泊4日

あまり調査がないまま敢行された北海道旅行3泊4日男2人旅。

1日目⇓

miunderbar.hatenablog.com

前夜、洞爺湖のスナックで聞きだした情報も踏まえつつ、若干の旅程の修正も加えて2日目を満喫していきます。(2泊目/3泊4日)

洞爺湖・帯広・登別の昼

2日目の朝、洞爺湖

夜中の3時ごろまでゲストハウスに泊まっている女子と喋っていたこともあり起きれるか心配でしたが、なんとか9時ごろ起床。朝ごはんは現地調達しようということで、北海道ではお馴染みのコンビニ『セイコーマート』へ。

「HOT CHEF」は惣菜系のオリジナルブランド的な?

HOT CHEFのでかいおにぎり。
ちなみにその後の聞き込みによると道民はチーズおかかという具が好きらしい。

 

洞爺湖での発見

次の予定があるため、洞爺湖には1~2時間の滞在時間しかありませんでした。洞爺湖の中心には大きな島もあるけどそこにも行けないくらいの制限時間。どうするかとGoogleマップを見ていると、近くに珍小島という島を発見。(あえて読み仮名は振りません)

早速現地へ。近くには珍小島の説明がありました。

島と言っても地続きだったので島内も散策してみました。

珍小島

珍小島全景

一応道っぽい道はあり、島の中心部にはお墓がありました。ゲームのセーブポイントのような存在感があった気がします。お供え物もあったので近所の人がお参りしてそうですね。かなりディープな場所に立ち寄った気がします。

 

帯広での交流

小樽から帯広・登別周辺までは車で約1時間。帯広では、唯一この旅行で予定していた「乗馬」をしに行きました。

初めての経験で、思っていた以上に馬が大きく「いつ殺られてもおかしくないな」と友達と話していましたが、乗ってみると意外と快適で「こんなに人間に合わせてくれてる動物がいるなんて神様すごい」と思いました。

別グループの男性2人と一緒に乗馬練習

ちなみにここの施設は事前情報においてもけっこうスパルタなおじいさんが教えてくれると書いてあったのですが、実際めちゃスパルタでした。乗馬する前に渡された説明書のようなものにも、「昭和的なレッスンを楽しんでください」みたいなことが書かれていて「上手いこと言うねぇ」と感心しちゃいました。まぁただ、社会人男性であればあの言葉遣いとかも別に流せるし実際楽しめたので、問題はありませんでした。

途中、上の写真で馬を前進させる時に「かかとで馬の腹を思いっきり蹴れ!!!」と言われて僕は「こんな脇腹蹴られたら痛いだろうなぁ」と感想をこぼしたのですが、スパルタおじいさんは「そんなのあんたが気にすることじゃない!!!」と言ってました。

 

登別での観光

そんな感じで45分という長そうで短い乗馬を終えると、意外にも結構な疲労が溜まっていました。疲労回復するためにはやはり温泉ということで、全国的にも有名な登別温泉へ向かいます。

登別には観光スポットとして有名な「クマ牧場」もありますが、一応そこにも寄りつつ、

小熊かわいい

野生を失った大人熊

登別温泉の地獄谷(Hell Valley)へ。

筆者は一度別府温泉の地獄も行ったことがありますが、やはり北海道はでっかいどうということで規模が違いましたね。

その後は登別でも有名?なさぎり湯でひと汗かきました。なんか温泉の中に泥が入ってて肌に良さそうでしたね。

 

帯広も登別もですが、さっと立ち寄るにはちょうどいい観光スポットでした。北海道に行ったことがない人も手軽に雄大な自然を味わえる“北海道感”溢れた観光地だと思うのでおすすめです。

 

旭川の夜

と言うことで2日目の宿泊は旭川でホテルを取っていたんですが、なんと登別から旭川までは車で約3時間。(この旅程における最大のミス。)

男2人で旭山動物園に行くわけがないのになぜ旭川に行くか?

それは事前調査において「旭川は北海道第二の都市」と聞いていたから。

20時ごろに着き、夜飯でジンギスカンを食べる。ちなみに前日聞いていたジンギスカンの名店「大黒屋」はこの時間でも47組待ちという人気っぷりを見せていた。

僕たちは他の名店でジンギスカンを味わった

 

飲み屋での交流

ジンギスカンを食べ終わった後、おばんざい屋さん的な店へお酒を飲みに。40代くらいのお母さんとその実母?がやっているお店でした。

 

閉店間際だったこともあり、そのお2人と喋りつつお酒をいただきました。お2人は生まれも育ちも旭川ということで周辺の観光地を聞きましたが、旭川の住人はほとんどイオンに行くことが多いらしく、行くとしても札幌まで行ってしまうそうです。ただ、最近はアイヌの記念館が出来たとのことでそこは勧められたものの、住人としては行かないんだそう。

しかし、そこで筆者として気になったのは「アイヌって実在するの?」という点。漫画「ゴールデンカムイ」くらいでしかアイヌのことを知らない筆者は、アイヌのことをインディアン的な存在かと思っていたのですが、40代くらいのお母さんによると「小学生の時にはクラスにアイヌが2~3人いた」らしいのです。酔いながらも、「ということはいまも40代くらいのアイヌの人が実際にいるんだ!」という謎の興奮を覚えました。愛知県で言うと「織田家の子孫が実在する」というくらいの感動でしょうか。とにかく過去に想いを馳せずにはいられませんね。

 

そんな感じで話し、店を後にして旭川の夜へ。旭川は正直あまり人通りも多くなく、お店も遅くまでやってなさそうでしたが、スナックやバーに関しては鬼ほどの店舗数を誇っていました。

こういうビルがあと4~5個あった

これ以降の記憶はあまり覚えていませんが、〆で行った旭川ラーメンが「店舗ごとで味が違う」という事実だけは覚えています。(店ごとで違ったら「旭川ラーメン」と呼べるのか?と思いましたが…そこは言及せず。)確か僕たちが行った旭川ラーメンはみそ味でした。

 

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移動の多い2日目でしたが、これまた濃い1日だったなと思います。辛辣なおじいさんでしたが乗馬体験は全体として楽しかったし、温泉も疲れが取れてちょうどよく、夜も交流できつつアイヌのことを聞けて感動しました。

さて、次はいよいよ札幌での宿泊。ここまでけっこう自然と触れ合ってきたので都会の空気に触れる前準備は万端です。そんな期待はしつつも旭川の夜に飲まれてこの日も夜中の3時ごろに寝たのでした。

 

続く

【北海道旅行記①】洞爺湖温泉、花火そして交流

北海道旅行3泊4日

お盆休みに男友達と北海道旅行へ行ってきました。

旬の食材とかはあまりないものの、なにしろ本州が暑すぎるので主に避暑のための観光です。

 

行くからには北海道を堪能しようと、北海道中央周辺の有名な街へいろいろ行ってきました。今回の旅行では行く先々で現地の様々な方と交流できたので、会話内容なども含め旅行の体験記を日にちごとで記事を分けて書いていきます。(1泊目/3泊4日)

 

洞爺湖の夜

1日目、洞爺湖

洞爺湖湖畔から

洞爺湖と言えば漫画「銀魂」の主人公銀さんが持っている木刀の柄に書いてある地名、くらいしか知識量がありませんでしたが、なんとなく雄大そうだったのと翌日の観光先にわりと近かったので宿泊。

 

20時ごろに着き、ゲストハウスにチェックイン。すごく優しそうな女性のオーナー?さんが近所の人にもらった野菜を切っていて、「よかったら食べて~」と言ってくれた。さすが北海道、さっそく心の余裕や穏やかさが垣間見えました。

翌朝撮ったゲストハウスの全景

(ゲストハウス ポンコタン:ゲストハウス ポンコタン | ゲストハウス ポンコタン (toyako-ponkotan.com)

なんの調査もなく来たので、周辺のごはん屋とか飲み屋、日帰り温泉などの情報をオーナーさんからゲット。知らなかったけど洞爺湖周辺はどうやら温泉も有名らしく、日帰り温泉がいっぱいあった。また、洞爺湖では5月から10月ごろまでなんと毎日花火があがるらしい(確か20:40から2,30分ほど)。約半年ほど毎日花火があがるとは…すごい気合の入り方だ。

 

ごはん屋での交流

日帰り温泉を味わい、花火をそこそこ見終えてごはん屋へ。洞爺湖は21時を過ぎるとやっている店自体も少ない感じの閑静なところでした。

ギリギリで22時までやっているお店で夜ご飯を済まし、さて次はどうしようかと友達と悩んでいました。まぁスナック的なところでどこかいい所ないかなーと。

こういう場合は地元の人の評価が信頼できるということで、そのごはん屋の方に聞いてみたところ、なんと周辺のスナック系を3店舗経営?する大ママ的なおばさまがおり、その内の1店舗に電話を掛けてくれて電話先に対して「いまからお客様行くから安くしといてよ!」とまで言ってくれてました。なんと頼れるママだろうか。ちなみにそのごはん屋のお代も100円サービスしてくれた。

 

スナックでの交流

ごはん屋での会計も済まし、早速紹介されたスナックへ。店に入ると、ママ的なおばさんお姉様が2人と20代ぐらいの女性キャストが一人、あと男性客が一人という状況でした。お盆を少し過ぎた平日ということもあって、常連客のその男性しかいないということでした。

 

ここでは北海道全体の情報を聞こう、ということで友達とそれぞれ北海道に対して気になっていることなどを聞き取り。

後日行く予定の旭川や夕張はどんな感じの場所?それ以外で観光するならどこ?穴場的な観光スポットは?食べるならなにがおすすめ?などなど。

「動物園以外で旭川に何しに行くの?」とか、夕張で行く予定の石炭博物館について「なにそれ?聞いたことないね~」みたいな反応で若干自分たちの事前リサーチ力を憂いましたが、代わりにいろんな名所やおすすめのごはん屋などを教えてもらいました。まっ、とはいえ『道産子も行ったことがない石炭博物館に行く』というのは箔も付く感じがあるからいいんですけどね!

片方のお姉様は北海道外にもいろいろ行っているそうで、道外の食材の美味しくなさにブチ切れておりました。

 

20代の女性キャストは札幌で大学生をしているとのことで、友達が聞いていたのは「JKはほんとに冬でもミニスカの下に何も(タイツとか)履かないのか?」という疑問や、「北海道の大学生はなにして遊ぶの?」という質問でした。こちらに対しては「ほんとに冬でもミニスカの下には何も履かない」「ジンパをすることが多い」という回答。

本州では35℃越えが続いている時期なのに、夜だと20℃を下回る北海道。冬がどんだけヤバいかは新千歳空港に到着したときから分かりましたが、まさか本当にミニスカの下になにも履かないとは…。筆者と友達は愛知出身で同じ高校に行っていましたが、その時のJKはスカートの下にもちろんタイツやストッキングを履いていたし、寒さがひどい時はジャージとかも履いていました。道産子JK恐るべし。(その後よく聞き取ると、外は寒いけど室内は暑い場合が多いため、という理由はあるようだった。)

あと、「札幌の大学生はだいたいジンパをやっている」らしい。「ジンパ???」って感じだが、これはジンギスカンパーティーのことらしい。気軽にスーパーで羊肉が買えることに驚き。札幌の大学生は鍋パ、タコパ、ジンパなのだ。

 

いろいろ聞き、程よい時間(23時半ごろ)になったのでお礼を言ってゲストハウスに帰還しました。

 

ゲストハウスでの交流

ゲストハウスに戻ると、ロビーで女性客の一人がトマト(オーナーさんが置いていたやつ)を丸かじりしていた。友達と2人酔っていたこともあって、買ってきたお酒を一緒に飲むことに。

お酒のせいもあって覚えている部分が少ないけど、その女性客の人はこれまた札幌の大学生とのことで、夏休みで来ているとのことでした。去年もこのゲストハウスを利用したそうで、その時はなんと自転車で北海道一周をしていたとのこと。筆者は友達と声を揃えて「ヤバっ」の一言。新千歳から洞爺湖への車移動ですら「遠いな~」とか言っていたのにやはり北海道に住む人は桁が違った。

とは言えやはり上には上がいるようで、大学生活ではその子はなにかしらの敗北感を味わっているようでした。しかしながら北海道一周の時に出会った人たちの話や大学での話を聞いていると、「この子のレベルですらさらに上がいて敗北感を味わっているのに、この子にすら敵わない俺たちはいったい…?」という気持ちになったのはさすがに言えませんでした。やっぱり雄大な自然に囲まれて生きている人たちはパワフルですね…!

 

そんなこんなでお互いがいろいろと話し込み、気付くと夜中の3時半…。10時チェックアウトだけど大丈夫か…?と思いつつも、部屋に戻り就寝しました。

翌朝なんとか起き、無事チェックアウトを済ませるとロビーには昨日の子が。ゲストハウスを出る際に「お見送りします!」と言ってくれて、車で出るときに手を振ってくれました。おじさん2人はもう感動。「あんなに純真な子はあんまりいないよねぇ」などと話し合いながらゲストハウスを後にしました。

 

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事前リサーチ不足すぎて不安を抱えながら到着した洞爺湖でしたが、思いのほか満喫できたうえ、この夜だけでも十分すぎる交流ができたなと思います。予想外に良い滑り出しだったので、後の3日にも期待が膨らむのでした。

 

続く

現代のお好み焼きは本当に自分の「お好み」か?自分のお好み食材だけでお好み焼きを作って気付いたこと

自分の好みの具材を乗せることから名前が付いている「お好み焼き」

ですが果たして、現代の普通のお好み焼きの具材は本当に自分の「お好み」でしょうか?

筆者の本当のお好み具材でお好み焼きを作ってみて、気付いたことなどを書いていきます。

お好み焼きの由来を考える

いまや日本食の一部とも言っていいお好み焼き。そんなお好み焼きのルーツをご存じでしょうか?

調べてみると、下記のようなことが書かれています。

お好み焼の祖先は安土桃山時代千利休が考案したお茶菓子“麩の焼き”に遡るといわれますが、直接的には、大正時代あたりには子供のおやつとして親しまれていた「一銭洋食」が現在の広島お好み焼の前身といえます。小麦粉を水で溶いて薄く焼き、ネギや削り節などを乗せて食べる「一銭洋食」。

戦後の食糧難を経て、経済の回復とともに次第に自分の好みの食材を乗せるようになり、一銭洋食から「お好み焼き」へと名前を変貌していったそうです。

 

実はそんな歴史があるわけですがよく考えてみると、いまのお好み焼きの具材の一軍たちは要は「人が選んだお好み」というわけでもあります。多様性のこの時代にそれはナンセンスではないだろうか。

 

という口実のもと、「自分のお好み食材の方が美味しいのでは?」と思ったので作っていきたいと思います。

 

 

 

“俺の”お好み焼きを作る

生地やソースを変えるとそもそもお好み焼きではなくなってしまうので、その2つは通常通りで作ります。

そんな前提で用意した自分のお好み具材4種がこちら。

 

エントリー№1:ねぎ

キャベツに代わる野菜要素。まぁそもそも野菜自体あまり積極的に好きというわけでもないけど、野菜がないとお好み焼きじゃないと思ったのでねぎを選択。

なぜキャベツではなくねぎか?というのは、例えば居酒屋のお通しで出るおかわり自由の塩だれキャベツはおかわりどころか残してしまう筆者だが、ラーメン屋で出るトッピングし放題のねぎだったら喜んでいっぱいトッピングするからである。

 

エントリー№2:からあげ

牛ハラミと迷ったけど、「お好み焼きの具材ならどっち?」という観点でからあげを選びました。あと例えば、ラーメン屋のランチセットでからあげセットか炒飯セットがあった場合、さんざん迷うけど結局からあげセットを選んでしまうくらいにはからあげが好きだからです。

 

エントリー№3:にんにく

シンプルに好き。例えばラーメン屋なら必ず入れる。

 

エントリー№4:マックポテト

マクドナルド行くとだいたい頼んでしまうやつですよね。普通に好きだし美味しいというのもありますが、今回のお好み焼きの野菜部門をねぎだけに背負わせるのは荷が重いかなと思って野菜要素(じゃがいも)を担ってもらおうとしたのと、細かく切れば天かすみたいな要素も補えるかなと思って選びました。

「かす」どころか本来は主役だけど

 

あとは通常通り全部混ぜて焼くだけ。お好み焼きは作る時の手間もかからなくていいですよね。そういった点も、お好み焼きがここまで普及するに至った理由だと思います。

 

 

 

お好み焼きの包容力・収束力にひれ伏す

これが自分のお好み具材だけで作ったお好み焼きです。

筆者はウイスキーもお好みなので、ハイボールも添えて

見た目は普通のお好み焼きですね。早速食べてみます。

味は率直に言うと、普通のとあまり差を感じないというのが正直な感想。若干ねぎが強いかな?というのと、からあげ部分はほんのりからあげを感じられる程度で、にんにく・マックポテトはその存在があまり感じられませんでした。この4種の具材で一番力の弱そうなねぎが一番主張強いとは。異世界転生小説の主人公みたいですね。

 

ちなみに具材等が余ったのでもう一枚焼きました。焼くときにからあげの配置を変えて、表面に来るように焼きました。

からあげの味が「ほんのり」から「ぼんやり」くらいになるまでは主張が強まりましたが、基本は1枚目と変わらず。ねぎ君が強すぎてどうしてもねぎ焼きみたいな感じになってしまう。

 

まぁとは言え、今回やってみて気付いたのはお好み焼きの包容力・収束力は強すぎるということ。けっこうどれも主張の強い具材を選んだつもりでしたが、味として普通のお好み焼きと大差がないということは、お好み焼きのあの味を構成しているのはほぼ「生地」と「ソース」なのではないかと思います。極端なことを言えばもしかしたら具材なしでも普通に美味しく食べられるのかも。それこそ初期の一銭洋食みたいな感じでも十分楽しめるのかもしれません。

そういった観点からするといまのお好み焼きの主流具材がキャベツ・豚肉に落ち着いているのも納得。具材が高級だとしても味がだいたいあの味に収束されるなら入れる必要ないし、かといって具材がなにもないのも味気ないので、値段とか入手のしやすさも考慮するとキャベツ・豚肉は絶妙なバランスなのかもしれません。

 

といった結果だったので、自分の中では値段と入手性も考えて、「お好み焼きはいまのお好み焼きのままでいい」という結論になりました。まぁいまのお好み焼きの具材も別に普通に全部好きですしね。

今後は普通のお好み焼きを焼くときでも、「お好み焼きの具材はすべて自分のお好み、かつ自分が選んで焼いている」という納得感を持って作っていけそうです。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★

楽しさ:★★★★

実用性:★★

費用の掛からなさ:★★★

おすすめ度:★★★⋆

 

おわり

ダイソー商品でホルスターを作ったらカッコよく水鉄砲を撃てるのか?

はぁ~あ、カッコよく撃ってみたいなぁ

銃を撃つ、という行為は日本では基本的にできません。でも、刀を振るうのと同じくらい銃を撃つってのもカッコよく見えるものです。

自分で再現してみたいですが、日本において許可されていて、かつ銃を撃つ動作に一番近いのは水鉄砲程度…。いかんせん子供の遊び感がありカッコよくはありません。

しかしホルスターがあればなんとなくカッコよくなるのではないかと考えたので試してみたいと思います。

ホルスターから銃をとって撃つのがカッコいいから装着してみたい

西部劇や刑事ドラマ、現代で言うとサバゲーで使われているホルスター。イメージは誰でもなんとなくつくかなと思います。

銃を格納しておくやつ

 

 

 

あれって…

カッコよくない?

 

刀で言うところの鞘。腰回りに装着するそれらは、どうにも男子の心をくすぐって仕方ない。装着したことはないんだけど、装着したらおそらくは全能感を覚えたり無意味に銃を構えたりしてしまうんだろうと容易に想像できます。

 

しかしながらそもそも日本で暮らしていたら銃に触れる機会がないわけです。そんな中で強いて言うとすれば、夏に活躍する水鉄砲であれば触れる機会もあると思います。

なので、ホルスターを装着して銃を撃ってみたいがために、水鉄砲に合わせたホルスターを自作してみようと思います。

 

 

 

水鉄砲のホルスターを作る

ホルスターで画像を検索してみると、最近はプラスチック製や布製が主流のようです。しかし、筆者としてはやはり西部劇的な革製がカッコいいんじゃないかと思っています。また、装着する部位も結構様々ありますが、直立したときに手が一番近い太ももが最も実用的だと思うので、太ももに括りつけられる形式のホルスターを作っていきます。

材料はこちら。

灰色の水鉄砲が一番本物の銃っぽかったのでこれにしました。

 

まずは型取り。クッションカバーの角を利用すれば簡単にポケットの形が取れるはず。

順調順調

 

切り抜いたらあとは外周を縫っていくだけ。簡単簡単。しかし小学生の時の家庭科の授業がこんなところで役に立つとは。そしてその時の知識をおぼろげながらも覚えているとは。(始点は人差し指でくるくるして糸玉を作り、終点は針にくるくるさせて糸玉を作るやつ)

「学校の授業なんて将来役に立たねーよ」と思っている人がいるなら言いたい、家庭科は役に立つ日がくるかもしれないと。

 

表側から縫い跡は見えないようにしたいので、少し内側に折り込んで縫い進めていくと…

「ん…?

「赤枠部分を縫うの不可能では?」

…なるほどね~。教育だけでは補えない部分もあるんだね。」

 

とは思いましたが、よく考えると裏返しで縫えばいいだけでしたね。

やはり知識は実践を経て自らのものになるんですね。

 

そんな感じでチクチク縫い進め、ホルスター部分が完成し、

太ももに括りつける部分も縫い付けました。

 

仕上げに両面テープ付きのマジックテープを位置調整して貼り付けて完成!

 

 

 

射会と感想・気付きまとめ

想像していた以上にそれっぽく出来上がりました。せっかくなので風呂場でそれっぽく水鉄砲を発射させてみます。

あ~いいですね。

こう自然と早打ちみたいな姿勢になってしまうというか撃つ位置はなぜか太ももに合わせて低くなってしまいますね。あと、別に撃鉄があるわけでもないのに左手も勝手にあの感じになってしまうんですね。「形から入る」とはまさにこれかなと思いました。

 

そして思っていた通り、銃の格納位置は太ももがベストだなと思いました。たまに刑事モノとかだと懐にホルスターが付いてる時もあると思いますが、あれは早打ちという観点からすると実用的ではないなと感じました。

 

あと、やってるときはあまり気になりませんでしたが、改めて客観的に見てみると選定した水鉄砲が小さすぎてちょっとエッチな女スパイが使う暗器みたいにも見えてきました。太ももに括りつけるスタイルもそれを助長させている気がする。

スカートたくしあげたら出てくるやつだ!

 

まぁちょっとそこらへんはミスったものの、機能面で言えば良好なわけですし女スパイのイメージさえ抜けばカッコよさもあるはず。小学生とかにこれを装着させて水鉄砲合戦させたらめちゃくちゃ嬉しがるのでは?まさに夏にピッタリの工作ですね。

 

とは言え、筆者は普段水鉄砲合戦はしないので有効活用法を検討してみたところ、リングフィットアドベンチャーのレッグバンドにちょうどよいことに気付きました。

筆者はリングフィットアドベンチャーを3周全クリアした上で、いまだに週3~4は続けている人ですのでかなり有効的な活用法です。miunderbar.hatenablog.com

 

普段使っている通常のレッグバンドもいいですが、たまには気分転換で女スパイ…ではなく西部劇のような気持ちになってホルスターを使っていきたいと思います。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★★

楽しさ:★★★⋆

実用性:★★⋆

費用の掛からなさ:★★★★

おすすめ度:★★★

 

おわり

プロレス観戦初心者が名古屋の『スポルティーバアリーナ』でプロレスの楽しみ方を知った話

プロレスってどう楽しむもんなんだろ…?

こう思っている人も多いのではないでしょうか?

筆者も観戦したことがなかったのですが、今回初めて観戦したことでプロレスの楽しみ方がわかってきました。

プロレスって…どういうもの?

「プロレスっていままで観たことがないな」とずっと思っていました。正直1990年以降生まれの人はそういう人が多いのではないでしょうか。

たぶん観戦したことがない人が思っているのは「どうせ出来レースの試合でしょ?」ってことで、だったらK-1とかボクシングを見てハラハラする方が楽しいよねと感じているんだと思います。

 

僕もこれまでそう思っていたんですが、「観たことがないのに決めつけるのは良くないな」っていうのと、友達がプロレスめっちゃ好きとのことだったので、一度観戦してから自分の中の感想を決めることにしました。

 

初心者が初めて観戦して感じたことや分かったことを書いていきます。

 

 

 

名古屋の『スポルティーバアリーナ』に行ってみた(システムや雰囲気など)

ということで伺ったのはこちら。

名古屋にあるプロレス団体 | スポルティーバ エンターテイメント-Sportiva Entertainment- (fantasista-atr.net)

地下鉄鶴舞駅6番出口から徒歩約3分、『スポルティーバアリーナ

リング常設かつお酒も提供しており、さらに水曜日には「カレープロレス」ということでカレーを食べながら観戦できるとのこと(19時オープン20時ゴング、2試合で9時ごろまで観戦、その後は居酒屋的利用可)。さらにさらに、新規のお客さんだと1000円で楽しめてしまう割引もあります。

まさにプロレス観戦初心者のためのような素敵システムとなっていますので、初心者たる筆者は自然とつられてしまいました。

 

店内に入り先に精算を済ませると、札が2枚渡されるので1枚でカレー、1枚でお酒と交換できます(2枚ともお酒と交換してもOK)。追加注文ももちろんできます。

 

店内はこんな様子。

なにより、リングが近い!一番遠い席からでも10歩くらいでリングに触れます。これには自然とテンションが上がりました。なんかこういった競技観戦ってリングや選手たちと距離感や壁があるものだと思っていたんですが、そういった雰囲気がまったくありませんでした。もはや逆に、カレー食べてる横でプロレスしてるという感覚(全然逆ではないしそのままだけど)。それくらい自然体というか。

 

店内の雰囲気は思っていた以上に殺伐としてなくて(事前に色々確認の電話をしたときはプロレス的な応答だったのでもっと殺伐としてると思ってた)、スタッフの方たちが優しめな対応をしてくれるのでむしろポップな印象でした。新規のお客さんもそこそこいるようで、入りにくさとか居心地の悪さみたいなものは感じませんでした。

 

 

 

これが…楽しみ方か!

1試合目は三すくみの試合。

まずプロレスって三すくみの形態があるのかってとこに驚きでしたが、そこに女性レスラーも交じってることに驚きでした。

分かりやすくタッグを組もうとしている図

「いやこんなでかいおっさん2人を相手にしたら女性ぼっこぼこにされちゃうでしょ…」と思いましたが、そんなことはなくちゃんとプロレスっぽいことをしていました。

プロレスのイメージってこういう感じだよね!

とは言え、これはあまり見えないけどおそらく蹴りはしっかりは入っていないはず。これ以外の場面でもほとんど寸止めや軽めの打撃でした。

ここら辺で観戦初心者としては「はは~ん、プロレスってやはり“魅せ”の部分が大半を占めるんだな?」というマインドセットができてきます。そしてこの心構えみたいなものが重要だと気付きます。

冒頭で書いたプロレスを観ない理由、「どうせ出来レースでしょ?」は一旦飲み込む必要があるのです。楽しむべき重点はおそらく勝敗ではなく、全体としての“プロレス”なのだと感じました。事前にプロレス好きの友達に「出来レースでしょ?どういうところが面白いの?」と聞いたとき、「そもそもボクシングとかの競技とは違うものと捉えてる。どちらかと言うと映画とかと一緒。映画も出来レースだけど観るでしょ?」という返答でしたが、これが一番納得できる説明かと思われます。

 

そんな心構えになったところで2試合目。

2試合目は明らかに対戦カードの善悪がはっきりしていた。

左の人、ヒールすぎ

ちなみに右の人はチャンピオンだそうで、レフェリーが持つ「チャンピオンボックス」の防衛戦ということだそうでした。「最近は守るものはベルトじゃなくて箱なんや」と思っていたら、さすがにプロレス好きの友達が「チャンピオンボックスってなに?初めて聞いた」と言っていました。とりあえずあの箱の中には名誉・栄誉・プライド・夢・希望などが入っているのではないかということで友達との話し合いは落ち着きました。

試合の途中では客席の方まで飛んできたり、

ジャーマンをキメたりと、

その時々で思わず「お~!」と声を出してしまう場面も多く、引き込まれました。

なるほど、と。ここでも気付いたのは、一番の見所である大技を決めたときの自然と出る「お~!」がすべてなんじゃないかと。プロレスの楽しみ方としての大部分は魅せであることに違いないけど、その魅せは大技を決めたときのものなのだと感じました。

 

最終的にはチャンピオンが勝利し、ボックスを持ち帰ってました。

しかし、ここまで観た初心者たる筆者は、もはや勝敗をそこまで気にしてなかった。大技を豪快に決め、素直に「お~!」と言わせる魅せをやってくれたプロレスってなんかいいよね、とそんな感情になっていた。

 

 

 

まとめ

筆者が感じたプロレスの楽しみ方を要約すると下記の通り。

たぶん直接観戦した人にしかわからない感覚だと思うので、観たことがない人は上記を頭の片隅に入れつつ一度観戦してみたら楽しめるはずです。

 

そして観戦料が気になる…と言う方であればスポルティーバアリーナはベスト。そもそも1000円でカレーとドリンクもらえる時点で安い。

これを機に初心者でも気軽にプロレス観戦していきましょう。

 

 

 

暇つぶし評価

【最大評価★5つ】

時間つぶせる度:★★★⋆

楽しさ:★★★★

実用性:★★★

費用の掛からなさ:★★★★

おすすめ度:★★★★

 

おわり